昼間、NACK5「J-POP TALKIN’」のHEAT WAVEのインタビューをやってそもまま東京駅。さっき、ホテルに入りました。明日、十三のキャバレー、グランドサロン十三で行われるレーザーターンテーブルを使った聴き語りイベントがあります。
題して「昭和100年歌謡祭・名盤ライブと大阪名曲集」。前半はマーキーさんで後半が僕。マーキーさんが「もしキャバレーがクラブだったら」というお題を考えてくれたので、じゃあ、僕は「キャバレーが武道館だったら」。昭和の武道館ライブアルバムの特集。
番組でもやりましたけど、そに締めくくり。何と言っても老舗キャバレーに特設PAを持ち込んでやるわけですからラジオで聴くのとは違います。しかも、グランドサロン十三は映画「国宝」のロケに使われたというお店ですからね。
写真を見るだけでも豪華。昭和のキャバレーの記念物みたいな雰囲気。チケットは早々と完売でした。でも、東京でもやりますからね。お店はいつもの西荻「アナログ天国」なので雰囲気は足元にも及びませんが。ただ、明日は二本立てですけど、「アナログ天国」は3時間コースです(笑)。
武部さんの収録、すごかったです。彼のパワー。休憩なしで5本分。さすがに完パケで録ったのは来週分だけで、その後は本編だけ、一人で話す前後枠は来週。でも、「大丈夫ですか」と気を使って頂けたのでどうにか持ちこたえられました。
とは言え、もう二度とないでしょうね、無理だと思います(笑)。というわけで、曲ですね。これはハイライトの一つですね。百恵さんの最後のライブ「伝説から神話へ」から「さよならの向こう側」を。じゃ、お休みなさい。
FM COCOLO「J-POP LEGEND CAFE」の12月の特集。先日、新作アルバム「Wormhole/Yumi Arai」を発売、一年がかりの記録的なロングツアーをスタートさせたユーミンと彼女のステージの音楽監督、武部聡志さんの特集です。
武部さんの本が出てるんですね。「ユーミンの歌声はなぜ心を揺さぶるのか~語り継ぎたい最高の歌い手たち」。集英社新書です。「日本で一番多くの歌い手と共演した音楽家が語る・究極のボーカル論」という帯もついてます。
第一章がユーミン、第二章が拓郎さん、第三章時代を変えたパイオニア、以下、80年代アイドル、男性ボーカル、女性ボーカル、歌い手を生かすプロデユース術、未来を託したいアーテイストという八章。新書ですから250頁くらいですけど、50名近くについて語られてます。
当代きっての売れっ子編曲家ですからね。色んな歌い手の「声」や「歌い方」について微に入り細に入り語ってます。僕らが「感想」でしか語れないところを音楽的にも解説してくれる。なるほどなという箇所も沢山あります。
で、番組はユーミンの新作とこの本というのが二本の柱。前半二週はアルバムの全曲紹介。後半が本に登場している人と出てこないけど武部さんあってこそという人の話。12月は5週あるんです。最後はユーミンと拓郎さんの話で締めくくろうと思ってます。
ただ、ツアー中ですからね。しかも、ユーミン以外のアーテイストも沢山手掛けている。当然忙しい。つまり時間が取れない。普通は二回にわけて収録するんですがそんな余裕がない。5週まとめてやりましょう、になりました。
この番組が始まったのは2014年。4週録りというのはありました。いつだったか瀬尾さんがみゆきさんを語ってくれた時もそうでした。スタジオじゃなくてヤマハの会議室でやったのかな。二人ともヘロヘロになったんです。
こういうのはもう辞めようと瀬尾さんも苦笑いだったのですが、明日は5週です。まあ、武部さんは瀬尾さんより若いですから、問題ないでしょうけど、気を強く持たないと(笑)。今日は早く寝ます、ってそればっかり(笑)。
今年もあと一か月。明日12月分をまとめて録ると楽になります。今週の土曜日は大阪・十三のグランドサロン十三で「昭和100年歌謡祭り・アナログ盤聴き語りイベント」も待ってます。チケット、完全売り切れです。
それで今年は終わりね(笑)。忘年会とか出来そうだなと期待してます。「昭和100年聴き語りイベント」は「東京でもやらないのですか」という声もあってやることになりました。12月13日、西荻「アナログ天国」。そのことは追ってまた、です。
というわけで明日、頑張ります。曲ですね。「Wormhole/Yumi Arai」の最後の曲、「そして誰もいなくなった」。時空を超えたトンネルから戻って来た歌。テーマは「孤独」だと思いました。じゃ、お休みなさい。
ユーミンの40枚目のオリジナルアルバムが「Wormhole・Yumi Arai」。昨日発売になりました。そして一昨日の17日からアルバムを携えたツアーが始まりました。で、僕らが見たのは土曜日、初日の会場、府中の森芸術劇場で行われたゲネプロ。
アルバム発売の前日からツアーがスタートする。それもアルバムに掛ける意気込みの表れと言っていいでしょうね。彼女の作品だけでなく、日本のポップシンガー、シンガーソングライターにとって初の試みで作り上げたアルバムであります。
発売前からどんなアルバムなんだろうと思ってました。テーマが「AIとの共生」なんですね。それもボカロの人達がやっているように曲を書いてコンピューターに歌わせるという単純な試みじゃない。AIを介在させた「自分探しの旅」なんです。
「Wormhole」というのは異なる時空や多次元をつなぐトンネル。そのホールをくぐって現実と想像、過去と未来、異なる自分自身を見つけてゆくという挑戦的なアルバムなんですね。タイトルに「Yumi Arai」と入ってるのがポイントだと思いました。
簡単に言うと、もし、「荒井由実」が肉体を離れてどこかで生きているとしたら会えるのではないだろうか。「松任谷由実」が「荒井由実」を探す旅という設定。今のユーミンが歌ったものをAIを通してこれまでのユーミンと合体させる。
そういうレコーデイングシステムがあるんだそうです。荒井由実時代から今までの数百というボーカルトラックを抽出して再構成・再合成して第三の松任谷由実を作るというんですね。曲は紛れもないユーミンなんだけど、曲によって歌が違う。
荒井由実時代の若々しい声が混じっていたりする。懐かしいやら新しいやら、でもやっぱりユーミン。聴いたことのないユーミン。というアルバムのツアーですからね。どんなツアーになるんだろうと興味津々だったんです。
つまり「私が私に会いに行く夢」。ゲネプロというのは本番と同じように上演する最終リハーサルですね。客席にはファンの人やメデイアの人もいる。独特の緊張感があります。で、そこには正真正銘「生身のユーミン」がいました。
ステージで彼女が言ってましたけど「第三のユーミン」を「ライブで表現するには今のテクノロジーは間に合わない、だから今回はAIはなし」。AIを使った部分も生身のユーミンが歌う。感動的でしたよ。
だって、AIと作ったアルバムを生身のユーミンが歌うわけですからね。アルバムの中の色んなユーミンを一人で歌う。まさに挑戦的な試み。今までになかった生身のユーミンを感じさせる。これを72本やるんだ、と思ったら涙が出そうになりました。
だって72歳72本ですよ。総立ちのスタンデイングオベーションはともかくツアーの無事を祈りますという気持ちの表れでしょう。「時間の中で変わらないということは変わり続けると言う事」「私はユーミンであり続けます」。力強かったです。
先週からの大御所ツアー。エーちゃん、ハマショー、ユーミン。ライブとは何かを知り尽くしたLEGENDたちよ永遠に。そんな締めくくりになりました。というわけで、ユーミンの新作から「天までとどけ」を。じゃ、お休みなさい。
サイコーでした、ってプロの物書きとは思えない。他に言い方はないのか(笑)。でも、そういう気分だったんです。清々しく高揚している。ほんとに気持ち良かったと思ったらついそういう言葉が出ててしまいました。
昨日書こうと思ったんです。でも、終わってから30年来お世話になってる中国新聞の友人たちと食事して話に花が咲いてホテルに帰ったら12時を回ってました。お酒は飲んでないんですよ。テンションが高かったんでしょう。熱気が覚めない。
このまま書いたら返って眠れない、明日がつらいだろうなと思ってそのまま寝ました。で、今日は空港で「毎日新聞」の短い原稿を書いて、今、地元のスタバ。忘れないうちにと思って書き始めてます。でも、サイコーでした(笑)。
ライブハウスなんてやってないのに何を書いてるんだ、という感じでしょうけど、二日間それぞれだった。ツアー中ですから内容には触れませんけど、一日目はこれぞホールツアーというライブだったんですね。
ホールツアーじゃなければ生まれない親密な距離感と空気感。「心温まるホーム感」という感じでしょうか。浜田さんもリラックスしていて客席はお帰りムードに溢れている。ステージと客席の交流感に癒される。広島だなあという感じでした。
二日目が「ライブハウス」だったんですよ。「ライブハウス武道館」じゃないですけど「50周年ライブハウス」という盛り上がり。一日目と二日目は多少、曲のトーンが違ったりしますけど、それだけじゃないでしょうね。
この日のお客さんがそうさせた。コール&レスポンスのタイミングとか一緒に歌ってる時の寛いだ熱気とか。若いバンドのライブハウスのようにステージを圧するというアグレッシブなものではなくて楽しくてしょうがない自由さに溢れている。
バンドのビートもそういう感じに聴こえました。渾身の熱演とかいう感じじゃない。どこか“ザクザク”と”跳ねてる”気がしたんです。気持ちよく”刻みながら叩いてる”。間延びしてない。緩んでない。湿っぽくない。力ずくな大げささじゃない。
ともかく小気味いい。フィジカルを誇示しない、切れのある粋なビートというのかな。スキルがないと到底生まれない抑制されたビートとグルーブ。バラードでもそういう感じでしたからね。で、お客さんが大歓声と大合唱で返すわけです。
ライブハウスかどうかという会場の問題じゃない。座るところは座って盛り上がるところは思い残すことなく騒ぐ。といって暴力的なムードにはなりようがない平和な空気に包まれている。大人のライブハウスでしたよ。
改めて言うまでもありませんが、50周年コンサートですよ。大ベテラン。嫌でも大御所感が出てくるのにそういう落ち着き方をしてなかった。見ながらふっと思ったんです。浜田さんのライブハウスを見たことがあったかなと。
70年代に動員的な問題を抱えていた頃のライブハウスは僕も放送作家でスタジオにほぼ居っぱなしで見に行けてない。90年代以降にロングツアーの合間に組まれたライブハウスは見てますけど、ホールでこういう感じになったのはほんとに新鮮でした。
てなこともあって「サイコー!」になってしまったわけです、って言い訳するようなことか(笑)。ともかく気持ちい二日間でした。さて、曲ですね。やっぱり「路地裏の少年」を。じゃ、お休みなさい。スタバもそろそろ閉店です。
すごかったです。息をのむような。一曲目からそういう感じでした。え、こんなに声が出てるんだという驚き。昨日もやってるんだよな、と改めて確認したくなるような声量。アップになった表情もどこか鬼気迫るようなオーラに包まれている。
それが最後まで続きましたからね。約2時間半。ほぼ歌いっ放し。あのマイクスタンド投げやしなやかな身のこなし。ステージを小走りに動くステップも加わっている。どれだけ鍛えてるんだろうと思わされる、驚異的なパフォーマンスでした。
ロックンロール!というシャウトがこんなに似合っている人もいませんね。この声はどこから出てるんだろうと思ってしまう。声帯とか喉、という感じがしない。腹の底からというのでもない。全身が声になってる。存在が歌になってる。
それは若い頃からそうでしたけど、それがもっと自然になってる。無理しないでそうなってる。歌っている本人が気持ちよさそうに納得しながら歌ってる。噛みしめるようで激しい。こういうのを「魂の」というんだろうと思いました。
何度も書きますけど、76歳ですよ。普通の人の尺度では考えられない。以前、夏の暑さに耐えるためにサウナのような状態でトレーニングするという話を聞いたことがありましたけど、スポーツジムに通うという次元には思えませんでした。
気持ち良さそうなのに狂おしくて切ない。悲壮感もあるけど破壊力もある。どんな静かなバラードでも「激情感」が漂っている。そういうシンガーの最高峰はエルビスプレスリーなのですが、共通するものを感じるんです。
初めてキャロルを見たのは72年12月16日、赤坂のデイスコ、MUGEN。その時のことは文化放送「セイ!ヤング」の機関紙「ザ・ヴィレッジ」に書いてます。53年前か。排気ガスと煤煙の京浜工業地帯から出現した革ジャンリーゼントの若者たち。
昨日は頃のやりませんでしたけど「ウイスキー・コーク」の中の”俺たち、若かったよな”という言葉そのもの。でも53年ですからね。そんな感慨に浸るどころじゃない。”老い”に向かう頃なのにそれを感じさせなかった。
”老い”や”衰え”が”味”になってる。そういう重み、みたいなものが解放させて歓びになる。ロックンロールとはこういう音楽なんだと身をもって証明してるようなステージ。ただ拍手するしかない。僕も頑張ろうとか、そんな次元じゃなかったです。
でも、76歳の矢沢さんを79歳で見ることが出来た。現役なんだと思えました。というわけで曲です。初期の頃の空きだった曲も聞けました。「世話がやけるぜ」と「古いラブレター」。おまけの2曲(笑)。明日と明後日は浜田さんの広島。楽しみです。じゃ、お休みなさい。