ご無事でしょうか。すごい台風でしたね。JR中央線も風のために45分遅れ。僕の乗った電車の後もまたしばらくそういう状態だったようです。ホームで電車を待っている時も駅員さんが「ここは危険だから」と物陰に避難するよう案内してました。
ホームにいてここは危険です、と言われたのは初めてですね。駅を降りても立っていられないほどの風が吹いてました。自転車が軒並み倒れてましたし。まあ、ニュースで見るほどじゃありませんでしたけど。
関空、驚きました。いくらなんでも、という感じです。通過ルートにあたってしまった地域の方、お見舞い申し上げます。クルマが風に舞ったり、ビルの屋根がはがれて吹き飛ばされていたり。目を疑いましたよ。
実は、今、道路の反対側に新築中の家があるんですよ。ブルーテントでおおわれてるんですが、まだ骨組みだけ。家の周囲には色んな建材が置いてある。飛びはしないか気が気じゃなかったです。もし、そうなったら、どうすればいいんだろうとか。
社会常識、足りませんから。保険がどうなってるかも知らない。こういう時に困ります。今日は、カミサンの誕生日だったんで、どっかで都内で食事をしようかという話もしてたんですが、中止。近所のファミレスとなりました。
でも、毎回こんなこと書いてますけど、自然災害に容赦がなくなってる。容赦は変か。年々狂暴になってる。待ったなしなのにね。平成最後の夏は、史上最大の台風とともに終わって行くわけですね。
これから北海道に向かうんですよ。9月の北海道は一年でもっとも過ごしやすい季節。一年で一番空がきれいな季節なのにね。大事に至らないことを祈ってます。東京はこれから大雨なんだそうです。
明日は猛暑なんですって。台風対策の次は熱中症対策。翻弄されてますね。マリリン・ホンロー、って馬鹿か(笑)。曲ですね。明後日、馬場俊英さんのインタビュー。新作アルバム「ステップ・バイ・ステップ」を聞いてました。
馬場俊英さん、去年、50歳になりました。台風にもめげない都会の花、だと良いんですが。「アスファルトに咲く花」を。じゃ、おやすみなさい。
TOKYO FMをキーステーションにして全国ネットで放送されている番組が「Kei’s Bar」。月曜日の深夜一時半から20分。そんなに長い番組じゃないんですけど、毎回一人のゲストのインタビューを二週にわけて放送してますから、内容は結構濃いと思ってます。
もともとは一昨年の11月から始まった番組で、その時のMCは石坂敬一さん。言わずと知れた日本の音楽産業のシンボルのような方。東芝EMIを皮切りにポリドール、ユニバサール、ワーナーと社長、会長をつとめられた方ですね。
一昨年の年末になくなってしまって番組が宙に浮いてしまった。でも、FM TOKYOの方で、彼の遺志を継ぐことにもなるし、何とか続けたい、ということで話を頂きました。そうやって再び始まったのが去年の3月。一年半近くになります。
お招きしたゲストは39人。すごいですよ。後でお名前を書いてみますけど、業界のそうそうたる方ばかり。それぞれが石坂さんのことを中心にしてご自分のキャリアの中でのエピソードを語ってくださいました。
最初は石坂さんの追悼というニュアンスもあったんですが、だんだん広がってきて「石坂敬一の時代」というジグソーパズルを作っているような気がしてました。この話には、ここに誰が入らないと埋まらないなとかね。
で、そろそろ出来上がったかなということもあるし、番組改編の区切の時期ということもあって、9月一杯ということになりました。だって、スポンサーのない番組なんですよ。全国ネット。驚かれたゲストの方もいらっしゃいました。
何で驚いたか。TOKYO FMの義理堅さに尽きますね。ビジネスを超えた石坂さんへの敬意。今時、ない話でしょ。で、今週から4週間。そのおさらい編として僕ひとりでやることになりました。今日が一週目です。まもなくね。
石坂さんとどんな出会いをしたのか、とか70年代当時、彼はどんな風で僕は何をしていたのか、とか。それがどう変わって行ったかとか。僕の記憶の中の「石坂敬一がいた風景」。あんまり自分の話をするのは得意な方じゃないですけど、人の話を聞くばかりじゃフェアじゃない、という気もしてました。しめくくりです。
さて、どんなゲストにお出になって頂けたか。すごいですよ。石坂さんだからこそ。肩書は省略させて頂きますが、社長さん、会長さんがずらり。それぞれの音楽観や人生観も語られました。こんな方たちです。会社名は、石坂さんと重なった時代のものが主です。
・北川直樹さん(ソニー)、斎藤正明さん(EMI・ビクター)、高久光雄さん(ソニー)、行方均さん(EMI)、草野浩二さん(EMI)、朝妻一郎さん(フジパシフィック)、後藤由多加さん(フォーライフ)、折田育造さん(ワーナー)、近藤雅信さん(EMI・ユニバーサル・ワーナー)、稲垣博司さん(ソニー)。
・垂石克哉さん(オリコン)、石川セリさん(アーテイスト)、本城和治さん(フォノグラム)、藤本国彦さん(ビートルズ研究家)、三浦光紀さん(ベルウッド)、中川孝一さん(ユニバーサル)、鈴木竜馬さん(ワーナー)、斎藤タカシさん(東京ビートルズ)、新田和長さん(EMI・ファンハウス)、竹田和夫さん(クリエーション)。
・岡井大二さん(四人囃子)、松本登さん(ワンステップフェステイバル)、森川欣信さん(オフィスオーガスタ)、吉成伸幸さん(ミュージックライフ)黒岩利之さん(ワーナー)、重村博文さん(キング)、高杉敬二さん(BMI)、佐藤剛さん(FIVE D)、高嶋弘之さん(EMI)、藤倉尚さん(ユニバーサル)。
・子安次郎さん(EMI)。波田野紘一郎さん(NHK)、亀渕昭信さん(ニッポン放送)、小倉エージさん(ニューミュージックマガジン・評論家)、瀬尾一三さん(アルファ・アレンジャー)、北中正和さん(ニューミュージックマガジン・評論家)、本間孝男さん(コロムビア)、矢吹申彦さん(イラストレーター)、平野悠さん(ロフト)、という感じでした。
すみません、長々と。改めて御礼申し上げます。ご出演ありがとうございました。そして、何とか本にまとめたい、これが言いたかった(笑)。ご興味おありでしたら、是非、ご一報を。説明に伺います。今月、よろしくお願いします。さて、曲ですね。
何でしょうねえ。最初に石坂さんとお会いした頃の曲。T・REXの「GET IT ON」。今日も流れます。じゃ、おやすみなさい。
もうお手にされましたかって、まるでプロモーターだね。違うのか、と言われればそうです、としか言えませんが(笑)。8月29日発売でした。2枚組27曲とデモテープ15曲の3枚組計42曲。拓郎さんが「念願、夢だった」というアルバムです。
どんな曲が入ってるかは発売日まで極秘。媒体用の紙資料も曲目が載ってないペラ一枚。異例のかん口令でありました。でも、曲目を見て納得。実に興味深い選曲でした。練りに練った、考えに考えたということがよく分かります。
事前に明かすと色んな意見が出たでしょうしね。なんであれが入ってないんだとか、自分の好きな曲が聞きたかったとか。そういう雑音を聞きたくない。雑音ね、でも、拓郎さんにすればそれ以外の何物でもないでしょう。
番組の中で取り上げたものもありましたけど、こうやって並ぶと見えてくるものもあります。世間的なイメージとか評価とかではない、彼の中の「吉田拓郎」。あってほしい姿、聞きたい歌、忘れられない思い出。全部理由がある。
マスタリングをし直しているせいもあるんでしょうね。心地よい統一感。流れが自然。I-PODに入れ寝る前に聞くという曲だそうですから、そうなりますよね。眠りを妨げる曲が入るわけがない。
明日のFM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」は、4週間かけて全曲を紹介しようと思ってるんですね。もう一週目は収録してあります。その中でも話したんですが、ライナーノーツが実に興味深いです。
自分の曲について語ってこなかった人が、こんなに丁寧に解説している。ミュージシャンとのエピソードまで書いている。よく覚えてるんですよね。今まで話さなかったのはそれだけ大切にしていたんだということがよく分かります。
4週間で27曲ですから。一週7曲。一曲あまりますけど、それはお楽しみ、ということなんですが、明日は1曲目から7曲目。「春を待つ手紙」から「Oldeis」まで。絶妙な流れであります。
一曲目のライナー、読まれましたか。自分の書く詩が「事実に基づいているような印象があるらしいが、まったくの間違いである」。君たちが思っていることはまったくの間違いです、と最初に宣言している。
このアルバムは、そういう間違いを正すためのアルバムです、と言ってるみたいでしょ(笑)。いい始まりだなあと思いました。今の人生観そのもののような「僕の道」、2016年のライブで感極まった「流星」、そして、年齢讃歌の「いくつになってもhappy birthday」。70代の心境でしょう。この辺は入りそうでしたよね。
そっからですよ。70年代の歌に入って行く。どれも理由がある。これかあと思ったのが「Oldeis」。理由はライナーをね(笑)。スバルのCMソングと「フォークビレッジのテーマ」の合体。そういう意味では一番古い曲と言っていいでしょう。考えましたねえ、という感じです。
今回、あらためて思ったこと。「フォークビレッジ」のテーマにあまり懐かしさを感じなかった。何でだろうと思ったら、僕は文化放送だったんで、あの番組をあまり聞いていなかった。なじみがなかったということが自分の中で判明しました。
という余計なことも考えたりしております。それぞれにお楽しみを、というアルバム。自分の好きな曲が入ってないという方はご自分でお作りになればいいじゃないですか(笑)。ということで、「Oldeis」を改めて。じゃ、おやすみなさい。
何と、16年ぶりの武道館でした。いつ以来だっけなあと思いつつ、調べずに行ってしまったんですが、KREVAが自分で言ってました。16年も経つのかあという感じでした。2002年ということですね。
でも、そういうブランクは感じなかったというのがそれぞれのソロ活動の成果なんでしょうね。無駄な時間は過ごしてなかった。印象としては、前よりも説得力が出たように思ったくらいです。若さとか流行りという感じじゃない落ち着きかな。
落ち着きは変か。そんなに収まりかえった感じでもなかったですからね。でも、それぞれのスキルアップは明らかでした。それが説得力になってる。特に、時代とか人生とかをテーマにした曲は、彼らにとっても今の方がリアルだろうなと思いました。
前は割と見ていたんですよ。武道館だけじゃなくて渋公も見ましたね。好きでしたよ。ヒップホップという目では見てなかったのかな。ヒップホップに目を向けさせてくれたと言った方が良いかもしれません。
他のヒップホップの人たちと違っていたんですよね。当時のそういうグループとかラッパーの人たちと違って、トラックがかっこよかった。ユーロビートみたいに無機質なビートの繰り返しでもないし攻撃一辺倒に早いだけでもない。
リズムが気持ちよかった。”歩くテンポ”のラップというのを初めて聞いた気がしたんですよ。リズムが揺れてた。そしてメロデイアスだった。そこにLITLE、MCU、KREVAのそれぞれテイストの違うラップが載った。3人の声の切れの良さも好きだったのかな。
最初にインパクトを感じたのが「イツナロウバ」ですね。その後に達郎さんの「クリスマス・イブRap」が出たのかな。ヒップホップとJ-POPの垣根を壊した人たちでしょう。ソロになってからのKREVAはその傾向が一段と強くなりましたね。
で、去年活動を再開。16年ぶりということになった。これまでの代表曲のオンパレードは聞きごたえありました。しばらくは3人で活動するようです。どこかでインタビューが出来たらなと思いました。
ということで、曲です。こういう曲は今の方が伝わると思いますよ。KICK THE CAN CREWで「ユートピア」を。今日から9月。なんだか急に涼しくなりました。今度は気温変化に注意、という感じです。
あ、昨日の曲を浜田さんの「夏の終わり」にしなかったのは、去年か一昨年に同じようなことを書いて、その時に選んだから、というのがありました。毎年、同じ曲でもいいんでしょうけど、そこは、ほら、少しはね(笑)。じゃ、おやすみなさい。
昼間、暑かったんですけどねえ。36度だったようです。でも、今は25度。結構涼しいです。夕方、ものすごい雨が降りましたからね。一気に気温が下がった感じです。保冷式水筒の中のポカリスエットも減りませんでした。
厳密に言うと、ポカリを水で薄めてます。去年、熱中症で運ばれた時、お医者さんが教えてくれました。その方が飲みやすいし量が飲めるんだそうです。今、キオスクで売っているイオンウオーターみたいなもんですね、って何を書いてるんだ(笑)。
夏の終わりから秋のはじめというのは毎年センチメンタルな気分になるんですよ。おとめ座特有という気もしますけどね。そんなことないのかな。おとめ座でもそうじゃない人もいるでしょうから一概には言えませんね。
今年の夏、いかがでしたか。思うように過ごせましたか。思った通りに行かなかった、こんなはずじゃなかったという方もいらっしゃるでしょうね。台風も水害もひどかった。まだ立ち直れないという地方も少なくないでしょう。
中国地方、四国地方、九州もか。地球に何かが起こっている。もう日本列島は昔のようじゃないと思い知らされる夏でもありました。この猛暑がその象徴でしょうし。ということがありつつ、僕はどうだったんだろうな。良い夏だったのかな。
無事にこうして終わりを迎えられていることを思えば、決して悪い夏じゃなかった、ということになるんでしょうね。予想もしていなかった病気宣告があったわけでもないですし。身内に不幸があったというのでもない。
春先に色々あったおふくろも何とか復活してますし。硬いものがほとんど食べられなかった歯の不具合もようやく落ち着きを見せてきましたし。もちろん、夏フェスの引退とか、夏バテでライブに行けなかったとか、ありましたけど。
けど、何だ(笑)。そういう具体的に何があったとか、じゃないんですよねえ。こういうのを老人性というんでしょうかね。何となくとか、どっかとか。理由もなく悲しかったり寂しかったり、憂鬱だったり。それも季節のせいなんでしょう。
夏の終わり。物悲しい響きですよねえ。何かが終わって行く、ということがぴったりしすぎている。輝かしいもの、まばゆいもの、そして、燃える何か。夏の太陽が永遠を感じさせれくれるとしたら、そんなものないですよ、と言われているような響き。そんなもの、ないんですけどね(笑)。
何を書いてるんだか(笑)。取り留めもない。でも、こうやってみんな終わって行くわけです。と言いつつ、こっからが長かったりしてね、って何が長いんだろうね(笑)。何が長いんだ。残暑が長い。下り坂が長い。気が長い。
気が長いのは良いかな。年を取るとどんどん短くなると言いますからね。どんどん気が長くなってゆく。眉毛も長くなってゆく。そう、長くなるんです。あれは何ででしょうか。白く長くなってゆく。社会党の総理だった村山さんみたいに。
あの人、昭和だったかな。平成だったかな。今、調べます(笑)。94年だって。平成じゃん。そうか、平成というのは社会党の総理大臣が出たり、民主党政権もあった時代ということになるのか。
平成最後の割には平成の総括記事は少ない気がしますね。これからなんでしょうか。それともそういう余裕がないんでしょうか。とかどうでもいいことを書いているうちに時間切れになりそうです。
ともあれ平成最後の8月が終わります。良い夏であったことを祈りつつ。曲ですね。槇原敬之さん「cicada」を。今年は蝉の声もまだそんなに聞いてません。蝉が鳴かない夏の終わり、寂しくありませんか。じゃ、おやすみなさい。