2025年7月の特集は「SUGAR BABEとAIDO」。75年4月にデビューしたSUGAR BABEと5月にデビューしたAIDO。達郎さんと大貫妙子さん、浜田省吾さんと町支寛二さん、今も現役で活動している二人が在籍していたバンドの50周年特集です。
前半はSUGAR BABEの元メンバーでソングライター、伊藤銀次さんに色々話を伺いました。後半のゲストが高橋信彦さんと町支寛二さん、先日収録しました。お二人ともAIDOのメンバー。広島の中学の同級生でした。
町支さんは言うまでもなく浜田さんの盟友、ギタリスト、アレンジャー、プロデユーサー。高橋さんは浜田さんの事務所、ロード&スカイの社長さんです。それぞれ立場が違いながら浜田さんを支えているお二人。ラジオでは初めてでしょう。
一週目はAIDOの話。75年の一枚目「AIDO」と76年の2枚目「LOVE IN CITY」の中の曲からお二人が選んだ曲を聴きながら当時の話を聞いていきます。二週目は、5月に出たデビュー50周年アナログコレクション第一弾「B面に恋をして」の紹介です。
浜田さんも達郎さんも70年代は決して順風満帆じゃなかったですからね。シングル盤も手に入らなくなってる曲やアルバム未収録の曲も多い。選曲をしたのは高橋さんで、そういう曲の中から思い入れの強い曲を8曲選んでシングルにしてます。
B面曲を集めてAB面にする。どうしてこっちがA面なのかとか、実は色んなこだわりがある。その辺の思い出話を二人にして頂いてます。AB面アナログシングル4枚+一曲入りシングルの9曲。全曲について触れてます。
高橋さんはAIDOを解散してから音楽業界を離れてましたからね。浜田さんに請われてマネージャーになってる。町支さんはずっとプレイヤー。当たり前でしょうけど、同じ曲でも思い出すことも記憶の濃度もかなり違う。
でも、中学以来の関係ですからね。呼吸はぴったり。50年という時間がどういうものなのかを実感させてくれる貴重な番組になったんじゃないでしょうか。あまり語られることのなかったAIDO、B面曲の再評価につながればと思います。
SUGAR BABEとAIDOを同じ月に並べたのは、94年に達郎さんが行ったSUGAR BABEの曲を歌ったツアーで、AIDOのデビュー曲「二人の夏」を誰の何の曲かも言わずに”同じ時にデビューした同志のようなバンドの曲”と紹介して歌ったんです。
その時、客席で見ていていて、二組のある種の連帯感みたいなものを感じたんですね。そういう組み合わせで出来るのは今しかないと思っての4週になりました。あの時のサンプラに高橋さんも見に来られていたとこの間知りました。
というわけでそれぞれの50周年を祝って、AIDOの「二人の夏」を。楽しい4週間でした。やるべきことをやった感じです。じゃ、お休みなさい。
次回です。気が早いけど、鬼が笑うほどじゃないです。何が笑うんだ。誰も笑わないか。ほんの一か月先のことですから、可笑しくもなんともない。でも次回もあるんです。いや、出来るんです、かな。
無事終わりました。お天気も涼しくてラッキーでした、この夏、暑さでライブを二本キャンセルしてしまいましたから、当時になってみないとどうなるか分からないという有様。次回のお天気はどうなんだろう、ってこれは早いか。
西荻窪に移転した「アナログ天国3313」。駅から10分少々。暑いと若干しんどいかもしれませんが、今日はてれてれ歩くには問題なかったです。下北沢の時よりもカジュアルでおしゃれな空間に生まれ変わってました。
椅子も新品で揃っていて、しかもターンテーブルとブースがあったりして、ちょっとしてDJ気分も味わえました。唯一の注意点は客席にある柱でしょうね。気を付けて座らないと死角に入ります。でも、僕の顔を見てもしょうがない。むしろいいかも、です。
思ったより話過ぎてしまって用意していた全曲は流せませんでした。折角の機会だから自分の話をしたりしていたからですね。でも、楽しいとそうなるわけです。レーザーターンテーブルの竹内さんが思いがけないアルバムを持ってきてくれてたりね。
自分のレコードをかけるということじゃない、未知の発見もある。それが楽しかったんでしょうね。僕の知らないアルバムも色々ありました。出来れば客席で聴きたかったです。僕はコンサート会場のステージと客席の間の警備のバイト、という気分。
頭の後ろで演奏してる。目の前には客席がある。でも、振り向けない、みたいな感じかな。そういう臨場感も味わえました。で、次回ですよ。8月23日。まだ何をやるか決まってませんが、もしご希望あれば。
というわけで、明日も凌ぎやすそうです。参加して下さったみなさん、ありがとうございました。一回目ですからね。心から感謝してます。曲ですね。一曲目は拓郎さんの「老人の詩」。最後はBOOWYの「Dreamin」でした。じゃ、お休みなさい。
明日、どんなアーテイストのどのアルバムのどの曲にしようか、色々考えていて、さっき曲順を送ったところです。どういう流れで聴いて頂くか。それ自体はラジオと同じですけど、最大の違いは「空気」ですね。
ラジオは電波に載って届きますけど、そこは「Live」ですよ。スピーカーを通してそのままの音が伝わる。その音を再生するのがレーザー。針を使わない。いわゆるアナログ盤のノイズというのが全くありません。溝に刻まれた空気が再現されます。
というようなことを書いても、へえ、そうなんですか、で終わるわけですが。明日は一回目ですからね。どういう音で聴こえるのかを知って頂く。チラシにあった10人のアーテイストの代表作だとその違いが端的に分かるかなと思いました。
ですから、代表曲、そのライブの核心のような曲が並んでます。ありえないけどこの人たちが集まってこういう曲を歌ったとしたらどんなライブになるだろうというのがイメージ。ドリームライブという感じです。
これもお話ししようと思ってますけど、僕は70年代、放送作家で朝から晩までスタジオにいたんでその頃のライブはあまり見てないんです。音楽ライターみたいな形で仕事をするようになってからフットワークが軽くなった。
音楽の原稿をたくさん書くようになったのも80年代ですからね。70年代のライブのことは知識としては知ってる。音としては体験してない。初めてレーザーターンテーブルで聴いた時に、その現場にいるような錯覚気分になりました。
そういうこともあってのこのシリーズですからね。どんな風に聴けるのかわくわくしてる。その時を想像しながら選曲してました。しかも、ラジオとの最大の違いは自分の話が出来ることでしょうね。「日本ライブ伝説」は「私的・ライブ伝説」なんです。
その頃、何をやってたかとか。このアルバムを聴いた時に何を思ったとか。一人の聴き手としての話が出来る。そんな場になればいいなと思ってます。もし、軌道に載ったら、聴きに来るときにみなさんに「追体験したいアルバム」を持参して頂こうかと思ってます。
そのアルバムをみんなで聴きながら僕がその人にインタビューする。楽しいだろうな。ともかく明日が一回目です。お天気もそんなに暑くなさそうです。曲ですね。BOOWYの「イメージダウン」。「ライブハウス武道館へようこそ」がどんな風に聴こえるでしょうか。じゃ、お休みなさい。
土曜日に迫ってきた「レーザーターンテーブルを使ったアナログライブ盤聴き語りLive」。タイトルを加えました。「日本ライブ伝説」。少しイメージが掴みやすくなったのではないでしょうか。二度と見ることのできないライブを体感して伝説を味わうという趣旨です。
聴いてみたいライブは色々あります。その一端を体験していただくことでこの後の企画につなげていけたらと。でも、どんな音がするのか、ご存じない方の方が多いわけですし。こんなアルバムを聴いていきますよというある意味で予告編みたいなものです。
で、僭越かなと思いながら、ブログを読まれている方に多少のお役に立てればと料金を手直してしてもらいました。「ブログで見ました」と言って頂ければ3000円を2000円にしてくれるそうです。すでに予約されている方も大丈夫です。
ラジオは無料ですからね。しかもこういう定期的な集まりは初めて。ともかくやってみないととは思いますが、その金額に見合うものにはします。少なくとも活字では出来ない幻のライブの追体験になることは間違いないでしょう。
それにしても暑いです。今日、予定していたライブは断念してしまいました。じゃーん、12日の今のところのお天気は30度を切りそうです。お待ちしてます。映像は古くなり色褪せますが音は永遠です。あなたの記憶の中の映像が蘇ります。
というわけで曲ですね。伝説のライブ。拓郎さんの「LIVE73」の「落陽」を。じゃ、お休みなさい。