大げさなタイトルですけどね。NHKスペシャルみたいだな。でも、気分はそういう感じでしょう。リーマン・ブラザーズ証券の破たん。金融関係には何の興味も知識もない僕らでも名前は知ってますしね。ホリエモンの時にも名前が出てました。
経済オンチではありますけど、事態の深刻さは何となくわかります。日本だと山一証券が破たんした時に似ているということになるのかな。もちろん規模は全然違いますけど。住宅バブルがはじけた、というのも共通している気がします。
でも、どうなっちゃうんだろうと思いますよ。いわゆる”ハゲタカファンド”と呼ばれる代表なわけで、そういう人たちが大きな顔をしている経済が破たんしているんだと考えると、ここ数年日本がずっとやろうとしてきた方向が破たんしたということにもなるわけですからね。
タクシーの中で流れていたラジオで経済評論家の森永卓郎さんが、小泉改革というのは、そういう経済だったという話をしてましたけどね。事故米のことも、そんな一環だ、と指摘している新聞もありました。あの熱狂のツケ、というんでしょうか。うーん、社会派だね(笑)。
まあ、大人ですし、いやおうなく世の中とは係わらざるを得なくなっているわけですからね。社会派、じゃなくても、そうなる時はあります。あんまりなりたくないですけどね(笑)。僕らは、もう、年齢的にも“上がり”みたいなもんですけど、20代や30代の人は大変だと思いますよ。
今日、9mm Parabellum Bulletというバンドのライブを見ていたんですけど、客席の熱狂が、どこか閉塞感の裏返しみたいな気がしたんですよ。いわゆる爆音系のロックではあるんですけど、心理的な出口を失った痛みみたいなものに満ちていて惹かれます。
来週かな、インタビューすることが出来るんで楽しみですけど。27日の「J-POPマガジン」が急きょ一時間延長になったんで、「増刊号」として彼らを取り上げようと思います。そう、またしても忙しくなりますよ。21日は札幌に行きますし。28日は神戸だ。広島も込みですからね。
あっちこっちにしわ寄せがくるわけです。ま、忙しいうちが花ですし。こんな不安定な時代に好きなことをやっていられること自体が幸せなことですから、しわよせくらいなんだ(笑)。顔のしわなら”寄せてとって”みたいな化粧品がありそうですけど、そうはゆかないでしょうね(笑)。
9mm Parabellum Bullet。10月15日に新作アルバム「VAMPIRE」が出ます。その中の「Hide&Seek」という曲ではこんなことを歌ってます。”時間が足りないよ、間に合わないぜ、この街は今にも戦場に変わるぜ”。ロックミューシャンのアンテナに映っている明日なんでしょうか。じゃ、その曲を。おやすみなさい。