墓参り。

　昨日は遅くなってしまって、ここどころじゃなくて寝ました。でも、１時を回ってましたからね。睡眠時間5時間なかったでしょう。しかもアルコールも入ってましたし。朝は相当やばかったですけど、局入りしたのはいつもと同じでした。でも、あくびの数はいつもの倍以上でした。

　特集は小田さん。僕の中の取材ノート総集編という感じの二週間でした。メール、たくさんありがとうございました。あそこまで時間を追って体系的に、しかもエピソードを織り交ぜながらという番組は、たぶん、近年になかったと思いますよ。自画自賛になりますけど。

　小田さん、東京ドームやるんですね。しかも二日も。89年2月26日のオフコース解散コンサート以来ですよ。還暦アーテイスト初。史上最年長ドームツアー。ツアー・アーテイストの意地、みたいなものでしょうか。一方で、拓郎さんのツアー撤退という宣言もありました。

　一年一年が勝負。そういう年になってますからね。僕らも人のことは言えないわけです。この年になると、仕事であれ家庭であれ、みんな問題を抱えてますし。解決は難しいこともありますよ。どんなにうまく言っているように見える夫婦でも、必ず問題はある、と言った人がいました。

　で、ＢＡＹＦＭの後で、船橋にある母方の墓参りに行ってきました。オフクロは姉も来たりして。彼女は88ですからね。もうこれが最後だと思ったようです。天気が崩れなくてよかったですよ。小学校二年まで船橋にいたんですけどね。その頃とは街は見る影もなく変わりました。

　京葉地帯では、最も変わった街かもしれませんね。昔は駅前から海の匂いがするくらいに漁師さんの街だったんですよ。埋め立て埋立で、今や海岸ははるかかなたです。というか、船橋に海があると思っている人の方が少ないかもしれません。

　開発、発展とそれによって失われるもの、というんでしょうか。でも、もうちょっと美的な街づくりをすることも出来たような気もしました、とオフクロも嘆いてましたね。本町の商店街のど真ん中だったんですよ。僕が生まれたときに住んでいたその建物はありました。

　近所に新興東映という映画館があって、家の中二階にそこの宣伝スピーカーがついていて、そこから流れてくる歌謡曲が子守唄だったんですね。音楽体験の原点というんでしょうか。その頃の歌謡曲は詳しいですよ、実は（笑）。でも60年前ですからね。変わっていて当たり前でもあります。　

　そんなわけで、今日も長い一日でした。パスワードも教えてもらいました。今日の曲ですね。小田さんですね。「ＭＹ　HOME　TOWN」を。じゃ、おやすみなさい。