何の谷間、なんでしょうねえ。昔、橋幸夫さんの「潮来笠」という歌で、”女の胸の底のナントカ”という歌詞があって、それは女性の気持ちは分からないという例えだったんですが、そこの部分に来ると、女性の胸の谷間がちらついてドキドキする純情少年でした、って何じゃ(笑)。
そんな谷間でもないです。別段、山あり谷ありという場所に住んでいるわけでも、週末に山歩きをするという高尚な趣味があるわけでもないです。谷間、みたいな日だったなあ、という素朴な気持ちを言葉にしただけであります。いちいち説明が多いっつーの。
駄目でしたねえ。一日かかって一行も形にならない。「中国新聞」にするか「KING’S WING」にするか、どっちにしようかとか、それぞれの原稿について考えていて、手が届きそうになるんですけど、いざとなると雲を掴むようになってしまう。
こういう日はあんまりないんですけどね。放送作家出身ですから、書こうと思ったら、浮かぼうが浮かぶまいが、ともかく字にしていってしまうという乱暴かつ使い勝手の良いタイプではあるんですけど、今日は違いましたね。
サーファーの波に立てない感覚というのは、こういう感じなのかな。立ったと思ったら足下が崩れてしまうというか。乗り始めの自転車かな。つきあいだしたばかりの女の子かな。うまく行ってるのかなと思ったら、全然空回りだったとか。胸の谷間が読めない。お前は橋幸夫か(笑)。
ま、こんなどうでも良いことをグチャグチャ書いている時は駄目でしょう。両方とも締め切りが明日というのが行けなかったかな、と人のせいにしてます。でも、こういう時は何かのせいにするのが一番ですからね(笑)。
谷間ね。洞穴。暗闇。どん底。迷路。底なし。地獄。どんどん落ち込んでゆくばっかりですね、この話は止めよう(笑)。そうさ、明けない夜はない、友よ明日泣け、とか言ったりして。これも昔、森繁久弥さんのラジオ番組でありましたね。”友よ、明日泣け”と毎日言ってたな。
今、泣きたい人はどうすればいいんでしょうね。ねえ、DEAR ALGERNON。優しさには出会えましたか。明日泣け、だなんて、今泣いてどこが悪いんだ、という感じですけど。ま、それが森繁節なんでしょうけどね。と言っても、森繁さんのこともご存じない方も多いでしょう。
そう、花菱アチャコさんのことを書いたら、「知ってるぜ」というコメントをいくつかいただきました。じゃ、古川ロッパはどうだって、何を競ってるんでしょうか(笑)。レトロ自慢。気色悪いサイトになりそうなんで、話を変えますね(笑)。
とか言ってるうちに時間でありますよ。寝る前45分。空しさを引きづりながら、今からトミーとお出かけです。足下でフニャフニャ泣いてます。昨日は出て行ったらいきなり前の家のデカ猫と鉢合わせして、ほうほうのていで逃げてきました。今日はどうでしょうか。
でも、気持ちよい夜です。明日は谷間を脱出出来ますように。バービーボーイズでありましたね。「鉢合わせのメッカ」。谷間の歌じゃないです(笑)。じゃ、お休みなさい。