女子ソフトボール、良かったですねえ。男子の野球よりスリリングだったと言うと言い過ぎでしょうか。アメリカに勝ったんですから、すごいですよ。なでしこJAPANのドイツ戦も大健闘でしたけど。なでしこ、とか言っちゃいましたね、結構、感情移入したりしてね(笑)。
何ででしょうねえ、女子のオリンピックの方が輝いている気がするのは気のせいでしょうか。まあ、北島とか居るから、やっぱり気のせいか。簡単にひっくり返るようなことを書くな、と言われそうですが。でも、書きながら考えて居るんだから仕方ありません。
というような話じゃないんだ。今週のオリコンアルバムチャートで安室奈美恵さんのアルバムが三週連続して一位になって、しかも今年最速でミリオンを突破したんだそうです。これで彼女は10代・20代・30代と三つの年代でミリオンを記録したことになります。
これはすごいや、ですよ。しかもアイドル出身ですからね。若い時が全てというのが過去のアイドルでしたけど、そこの例には納まらないわけです。まあ、彼女は鼻っから、従来のアイドルとは違いましたけどね。
これはもう何度か書いてますけど、彼女はお茶の間に媚びないでアイドルになった唯一の例でしょう。どこにでもいる普通の女の子がある日、ブラウン管のスターになるというシンデレラストーリーにいないわけです。
下積み時代もありましたし、プロの技量が求められるダンス出身ですし、厚底ミニスカートというファッションも決してお茶の間のものではありませんでした。ストリートと直結しているんですよ。言ってしまえばアウトローなわけです。
ただ、今回の記録は、そういうことに輪をかけて惹かれたのは自ら「FICTION」と歌っていることなんですよ。フィクション、作り物。生身の実在の対極。「BEST FICTION」は、2002年に小室哲哉から離れた以降のシングルを集めてますが、それをFICTIONと呼んだわけです。
そういう意味で言えば小室プロデユースの根幹はノンフィクションでしたからね。「SWEET 19BLUES」がそうですよ。生身の彼女を透視させることで歌のリアリテイを出してゆく。その対極ということになります。ポイントはそこでしょう(笑)。
私はフィクションです、と言い切った時の強さ。現実離れすればするほど際だって行くんですから。すごいところに行ったと思いますよ。だって、ピンクレデイの昔から、みんなそうなれなかったわけですから。なりきれずに普通の女の子に戻ってしまったりするわけです。
それでいて、みんな彼女に子どもがいたり、シングルマザーだというようなことも知っているわけですからね。だからこそFICTIONに徹することが出来るという言い方も出来るんでしょうけど。いずれにしても、30代の彼女はどこまで行くんだろうと思うと、楽しみでもあるんですよ。
ソフトボールと何の関係があるんでしょうか(笑)。でも、女性が輝いているということでは共通するでしょうね。ということで、今日も仕事しました。曲ですね。安室ちゃんだ。徳永英明の歌で、改めて名曲だと思いました。「CAN YOU CEREBLATE」を。小室時代ですけどね。ノンフィクション時代か。じゃ、お休みなさい。