雨が上がって、気持ちの良い夜です。星が見えてました。あんなに降った雨が嘘みたいです。虫も鳴いてましたよ。夏はすぐそこということなんでしょうね。僕の耳の中の虫も鳴いてましたけど、こっちは一年中です。難聴虫というヤツです。
手帳のご心配ありがとうございました。探すのを一時中断、とりあえず今週の予定は確認したので、ひとまずはやり過ごせそうです。新しい手帳を買うことになるんでしょうね。ひょっこり出てきたりすると良いのですが。あ、こんなとこに、というのが理想的な展開ですけど。
問題は、今年前半の記録がなくなってしまたことですよ。いつ何をしたかとか、いつ誰のライブに行ったかとか。確定申告の時には手帳が頼りになるわけですからね。消えた過去、これが一番問題と言うことになります。消えた過去とかカッコつけている場合じゃないです。
そう、過去はなかなか消せないわけですよ、って話しは本題に入りましたね。衝撃でした。秋葉原の無差別殺人。絶句です。こんなことが起こるのか、という驚き。被害に遭われた方の怒りや哀しみは想像して余りあります。
ボーッと考えていて、この間、話題になっていた「蟹工船」をふっと思い出したりしてたんですね。今の若者の間であの本が読まれているということと、この事件がどっかでつながっているような気がしてるんですよ。
犯人が中学は成績優秀で高校は進学校だったという"過去”が紹介されてました。地方でのそんな少年が上京してきて、やっている仕事が明日も知れない派遣社員だということの現実というんでしょうか。何かが彼の希望を奪ったんでしょうね。もちろん同情の余地はないですが。
何だかやりきれないなあという感じなんですよね。若者が未来を失い、老人はなけなしの蓄えを失う。それが今の日本なのかもしれません。ブルーハーツの歌みたいだなあと思った次第です。「トレイントレイン」の歌詞、覚えてますか。
"弱い者達が夕暮れさらに弱い者をたたく、その音が響き渡ればブルースは加速してゆく”というあの歌詞。僕らが乗っている列車には、運転手も車掌もいないのかもしれません。ひょっとして線路もないのかもね。行き先はどこなんでしょうか。難聴の耳にもブルースは聞こえてます。
というわけで、明日は良い日になりますように。ブルーハーツの「トレイントレイン」を。じゃ、お休みなさい。