ま、そんなに畏れることもないんですけどね、これは言葉の綾、という奴です。でも、昨日のコメントを拝見していて、なるほどなあと思いました。きちんと届いていると言うんでしょうか。70年代を知っている人にも知らない人にも支持されている。だから二週連続一位なんでしょうね。
いやあ、勉強になりました。でも、一つだけ付け加えたいと思ったのは、昨日書いた、”戸惑った”というのは、”何も知らないくせに”的なものじゃないということなんですね。”君たち、あの頃のこと、どれだけ知ってるというわけ?”的なのは嫌いな方ですし、そこだけは、という感じです。
重複しますけど、”照れた”という感じなんですよね。”おっとっと”みたいな感じかな。昔つきあっていた女の子が、いきなり目の前に出てきて「元気イ?」とか言われてるみたいな感じでしょうか。例えが分かりやすいのか分かりにくいのか分かりませんけど(笑)。
でも、親近感は当然あるわけで、これから彼女を見る目は変わりますね。と言っても、いきなりあんなに売れたら、当分は、相手にしてもらえないでしょうけど。どうやっても”売れたから来たんでしょう”みたいに思われますし。そういう業界です。
昨日のコメントにもありましたけど、”知識”というのは結構厄介なんですよね。知らない方が素直に楽しめるということはかなりあると思います。もちろん、知ってるからこその楽しみというのもあるわけですけど。それが、邪魔をすると最悪ですよね。
話しが逸れるんですけど、最近流行の”検定モノ”が好きじゃないのも、そういうことなんですよね。聴き手を知識で選別するというのは、不要だと思いますよ。受験勉強的なものになじめないタイプだったからロックに惹かれたという面もあったんでしょうし。と、思ったりします。
ま、いいや。1969年ね。戦後の分岐点となった年ですよ。東大安田講堂、ウッドストック、「ABBEY ROAD」。僕が仕事を始めた年でもありました。初めて女の子と一緒に暮らした年ということも付け加えたりして(笑)。暮らした、というんじゃないな、転がり込んだ、か(笑)。
ラブサイケデリコにもありますよ。彼らは”夢じゃおわんない69”と歌ってましたし。浜田さんは「明日なき世代」で、"69年の夏は路上に燃え上がる幾つもの幻影を見たよ”と歌ってます。”幻影”は”ゆめ”とルビがありましたが。あの歌には励まされました。ねえ、"傷だらけの4回戦ボーイ”という年じゃありませんけど、まだ倒れてはいません。ボロボロですけど(笑)。
今日は、それですね。「明日なき世代」。僕らは「明日なき年令」ですけどね。俺たちの明日は誰にも渡さない、良い言葉だな。じゃ、お休みなさい。