仕事をしていて、しばらく使ってない部屋を開けて、ふっと目に入ったのがワープロでした。倉庫、みたいに、本とCDの入った段ボールが積み上げてあるだけなんですけど、なぜかドアの近くに紙袋に入ったワープロがあったんですよ。
こんなところに置いてあったかなあと、何となく気になって、それでも、そのまま手も触れないまま、打ち合わせに行ったんですね。そうしたら、そこで、ワープロ話になったんですよ。ああいうのをシンクロニシテイというんでしょうね。
打ち合わせに同席していた同世代の評論家の一人が、最近、目が辛いんでワープロを修理して使っているというんですよ。ワープロのことなんて、ここ何年も考えてなかったのに、たまたまなぜか、目に入って、久しぶりに会った人がワープロについて話し始めたわけです。
ま、偶然なんでしょうけどね。でも、何だか、意味がありそうじゃないですか。だって、ワープロですよ。家にあることすら忘れてましたからね。ワープロが呼んだんでしょうかね、妙ですけど。その話しを聞いて、もう一度使ってみようかと思いましたけど、確かキーボードの配列が違うんですよね。
だとしたらもう無理でしょう。でも、10年ちょっと前でしたよね。僕は95年から使うようになりましたから。思い出した。FMTOKYOの拓郎さんの番組をやっている時だ。「このまま取り残されても良いのか」と拓郎さんに挑発されて始めたんだ。あの人はそういうのは早いですから。
でも、もう手書きは書けません。字が出てこない。頭と指先が一致しない。原稿用紙を抱えて喫茶店を転々として仕事をしていた時期があるなんて自分でも不思議ですね。あれは良き時代だったということなんでしょうね。寺山さんじゃないですけど、「街が仕事場」でしたから。
何だっけ、ワープロか。確かに字は大きかったなあ。このブログだって、字が小さいこと小さいこと。いつまでこれを読めるだろうと思ったりします。大きくできるのかな、出来るんでしょうね。僕がやり方を知らないだけだ(笑)。
今日はナイトメアのインタビュー収録。今のビジュアル系の考え方というのをじっくりと聞きました。今週と来週ですね。というわけで、曲です。ワープロの歌、ないか。梓みちよさんの「メランコリー」を。緑のインクで手紙を書くと、サヨナラの意味ですよ。緑の文字のメールは、どうなんでしょうか(笑)。じゃ、お休みなさい。
あ、コメントありがとうございました。"0”はやっぱり寂しいっす(笑)。