とは、というほど大げさなことじゃありませんけどね。でも、最近、ここを知ってくださった方から、散歩って、どうやっているんですか、と聞かれることがあったりするんですよ。今も、トミーと一回りしてきたばっかりなんで、改めて、そんな話しを。
でも、寒かったですね。冬のコートを羽織ってないと風邪を引きそうという感じでしたから。トミーは、相変わらず、自分のテリトリーを覗いて、草を食べて、意気揚々を引き揚げてきました。僕はいつものように後をついているだけです。
ヒモをつけたりとか、何かに繋いだりというのはなくて、彼女(雌なんですよ)の行く後を歩いているだけですね。夜、だいたい11時になると「行こう」と鳴き始めます。時間にして20分程度でしょうか。天気が気持ち良いと30分くらいになることもあります。ま、毎晩ですね。
これは何度か書いているんですけど、始めるきっかけになったのは斉藤和義さんのインタビューだったんですよ。もう4年前かな。彼のところには、その頃猫が6匹いて、その中の一匹が散歩好きなんだという話しでした。その時は、僕もやっぱり「え、どうやって」という質問をしました。
彼は、「いや、猫が勝手に、こっちこっちって案内するんで、俺はついてゆくだけ」と言ってたわけです。で、試しに、家でも、たまたまトミーが出たがっている時に、付いていったら、同じような状態になって、彼女も何だか安心している風だったので、そこから習慣になったという次第です。
その時は、美也子という母親猫とトミーと三人、じゃないや、二匹とだったんですけど、去年、美也子がなくなって、トミーだけになったわけです。家の近所は猫が多いし、昼間はクルマもット降りますから、危ないんですよ。猫の方もそれを知っていて、夜中に、こっそり出るわけです。
怪しまれますよ、当然ながら(笑)。近所の家の風呂場に電気が付いていたりしようものなら、さっさと通り過ぎないと、痴漢と思われますし。気のせいでしょうけど、この散歩を始めてから、近所に「あやしい人影を見たら110番」という立て看が増えました。
一回、パトカーに職質されましたからね。すーっと近づいてきて乗っていたお巡りさんが、窓を開けた瞬間、「あ、猫の散歩なんです」と思わず、大声で言ってしまったりしました。幸い、その時は、トミーも縦長に伸びたパトカーのライトの明かりの中を走って帰ったりして、アピールしてましたから、あれで助かりました。
家にはもう一匹オス猫がいるんですよ。ジミー。トミーの弟。隣の家で生まれた美也子が生んだ二匹、姉弟です。今年で17年目ですからババアとジジイでありますよ。こいつは、足腰がかなり弱っていて、足取りがよれてます。よれジミーと呼んでますが。太っていた時は豚ジミーでしたけど、今は、見る影もないですよ。
というような猫と暮らしているわけですね。何だろう、この妙な自己紹介風は(笑)。ま、時々は、原点に返らないとって、意味がよくわかりませんけど。原点ね。減点。昔、NHKに「減点パパ」とかいう番組がありましたね。
実というと若い頃は、ああいう家族モノが得意じゃなかったんで、あんまり見たことがありませんでしたけど。原点と減点。現点、というのもあるかな。現点というのは良いな。今の点、ということですからね、って、ま、こんな風にどうでも良いことをゴチャゴチャ書いてます。
これは一体、誰に向けて居るんだろう(笑)。というわけで、寝る前45分の気分転換です。今日の曲ですね。そう、こういうのがあったよ。井上陽水さんで「背中まで45分」。ジュリーに書いた曲だったんですよ。背中まで45分、どんな意味か話題になりました。あなたはどこまで45分ですか、って何を聞いているんでしょうか(笑)。じゃ、お休みなさい。