また寒くなりましたね。そろそろダウンは不要かなと思っていたんですが、今日は、ダウンなしではダウンしそうでした、すみませんね、お寒いだじゃれで(笑)。「時折、寒いトークも交えつつ」と言ってたのはスピッツのマサムネさんでした。
去年、結成20周年だったんですが、今日のライブは去年の末から続いているツアーです。今年前半後半とで合計70本くらいになるそうです。全部がホール。武道館や横浜アリーナみたいな大ホールはなし。相変わらず徹底してます。NHKホールはその中では最大規模ということになるでしょう。
新作アルバム「さざなみCD」は、彼らにとってターニングポイントになるでしょうね。ギターポップのバンドという旗をしっかりと掲げて、それでいて不変のスピッツらしさもより強固になったアルバム。さざなみというのは小さな波が無限に広がってゆくという意味もあります。
小さいな者や弱い者への視線というんでしょうか。彼らの歌には虫や小動物はよく出てきますものね。ステージの彼らも決して力強いとは言えませんし。演奏は違いますよ。バンドとしてのスキルは一段と増したものの、いわゆる力任せ的な強引さは皆無です。
でも、あの変わらなさんは何なんでしょうね。細かい演奏やアレンジは新しくなったりしても、空気というかたたずまいというか、発散しているのもはほんとに変わりませんね。バンドですから誰かが変わるとバランスが崩れるんですけど、それが全くない。不思議なバンドですよねえ。
それはともかくとして、開演前にトイレに行こうとしたんですよ。NHKホールの男子トイレって、入口を入ると右に曲がって、その正面に大きい方があるんですね。その左の横に小さい方が並んでいるという構造なんですが、入ったら、ちょうど大きい方の扉が閉まるところで、知り合いの編集者がまさに中から鍵を掛けようとしているところでした。
見事に視線があったんですね。曖昧な笑顔を交わし合うという瞬間だったんですが、彼は気まずかったでしょうね(笑)。開演前ですよ。もし、なかなか出なかったら、間に合わない可能性もあるでしょうし。そんなこと言ってる場合じゃなかったのかな、ま、余計なお世話ですが(笑)。
昔、「本の雑誌」で、「本屋に入るとトイレに行きたくなる症候群」という特集をやってましたね。本屋さんで本を開くとトイレに行きたくなる人が多いんですって。どういうんでしょうねえ。一種の条件反射なんでしょうか。コンサート会場に行くとトイレに行きたくなる、という人もいるのかな。
でも、東京ドームなんかでも、コンサートによっては男性トイレを探すのが大変だったりしますから、それは困りものですけどね。何の話しをしてるんでしょうね。でも、あのバッタリ視線があった時の表情はなかなか味がありました(笑)。
そうだ。「モザイクナイト」は明日です、誤解を招いたらごめんなさい。毎月最終木曜日です。深夜1時半から5時。3時間半。リクエストもあるでしょうから、かける曲は、当然、予定であります。リクエストがない時のため、ですからね。お待ちしてます。
というわけで、今日の曲です。スピッツでしょう。今日はやりませんでしたけど、「卒業ソング」としてリクエストが来そうです。「空も飛べるはず」を。じゃ、お休みなさい。