オールナイトニッポン40周年のコンピレーションCDという6枚組セットが出てるんですよ。オールナイトが始まった1967年から1985年までに番組にゆかりの曲を集めたものなんですが、そこにブックレットとして亀渕昭信さんと上柳昌彦さんの対談がついてます。
その司会と構成をやらせていただいたのが僕なんですが、その打ち上げがあったりして、ま、例によって若干酩酊してます。そんなに飲んでないんですけどねえ。弱くなりました。もちろん年のせいですけど。ビールをコップで数杯と焼酎をやはり数杯。それだけなんですけど。
ビールをコップで飲むと酔いますね。中途半端に量が増えるからでしょうか。誰かが、ビールをお猪口で飲むと悪酔いすると言いましたけど、そういうことなんでしょう。ジョッキでグッと飲んだ方が酔わない気がします。まあ、量にもよるんでしょうけど。同じ量をジョッキとお猪口で飲んだら、きっと、そうなると思いますよ。
酒飲み談義はこの辺で。またか、ですよ(笑)。で、そのコンピのことですが。話しを頂いた時に、「ほんとに良いんですか」と聞いたわけです。だって、僕は「セイヤング」でしたからね。落合さん、みのさん、せんださん、という三人の構成に関わってましたし、「ザ・ヴィレッジ」という機関紙も作ってましたから。
でも、答えはシンプルでしたね。「いや、もう関係ないですよ」という返事だったわけです。「あの時代を一緒だったことの方が意味がある」という寛大な姿勢は、ニッポン放送ならではだなあと思った次第なんですね。細かいことはいいじゃん、という感じでしょうか。
それに「面白ければいいじゃん」というのも加わるんでしょうけど、それがあの番組のエネルギーですね。新しいものに対してもどん欲ですし。だから40年も続いたんでしょうね。これだけ移り変わりが激しい時代に、一つの番組が40年というのは世界にも例がないでしょう。
だって、40年間も現役でやれる会社員なんて居ませんしね。その会社の中でのバトンタッチがうまく出来てないと、途絶えます。会社って、人事異動があったり、上が変わったりすると、まずそういう看板番組に手をつけたりしますよね。その方が目立ったりするからなんでしょうけど。
そういう目先のことに捕らわれてこなかったからこそ今があるという意味でも教訓になるんではないでしょうか。受け継ぐことの重要さ。末席ながら、そこに関われたことは光栄だったなと思いますよ。色んなコンピレーションアルバムが出てますけど、必然性という意味では出色でしょう。
今日からかな40周年シリーズも始まってます。23日の13時からは40時間ぶっ通しで特番があります。拓郎さんは24日の午後三時から二時間です。今から楽しみです。ワクワクしますよねえ。ということで、今日の曲です。たまには、こういうのもありでしょう。オールナイトニッポンのテーマ「ビタースイートサンバ」を。僕は「セイヤング」でしたけどね、しつこいか(笑)。じゃ、お休みなさい。