またやってしまったんですよ、忘れ物。昨日、岐阜に行こうとして、東京駅の新幹線ホームに上がる寸前にハット気がついたんですね。ハット気がついたわけです。ハットしてグーとかいう歌が昔ありましたけど(なかったっけ)、全然グーじゃなかったわけです。むしろパーでした。
荷物を忘れてたんですよ。JRの車内で座れたのがいけなかったんでしょう。網棚にリュックを置いてそのまま降りてしまいました。でも、東京駅で気がついて良かったんですよ。待ち合わせていた「B・PASS」の編集長に、ともかく先に行ってもらって、遺失物係へ直行でした。
幸い乗った電車が分かってましたから、無事に見つかったんですが、それを取りに戻るわけにも行かず、明日、行きますと言ってそのまま岐阜に向かいました。洗面道具とか下着の着替えとかはないわけです。さすがにpcは網棚には上げませんからあるんですけど、AC電源がない。何のために持って行ったんだという感じでした。
でも、東京駅の遺失物係はすごいな。僕の前に中国からの観光客らしいグループがやはり車内に忘れ物をしたらしく、駅の通訳さんを通して、色んな話しをしてるんですが、まあ話しがあっち行ったりこっち行ったりすごかったですね。
彼らは何線かは知りませんから、電車の色で説明するんですけど、それが赤だったとか愛だったとか、支離滅裂な記憶で、係員も頭を抱えてました。そうだろうなあ、もし、僕らが海外に行ってそうなっても全然説明出来ないでしょうからね。
たった一泊とは言え、着替えも洗面具もなしに行くというのも結構頼りないものですよ。ライブハウスのスタッフルームに荷物を置くのもpcだけですから、「え、それだけですか」と返って怪しまれたりしました。元々怪しいわけですけど、一層怪しくなる(笑)。
岐阜はあんまり行かないところですね。以前、GLAYが長良川国際会議場でやった時いらいかな。シャッターの閉まったお店が多かったです。ギンギンの名古屋とは正反対。地方都市の象徴のような印象でした。佐藤ゆかり・野田聖子という二人のポスターも何だか悲哀がありました。
ライブは良かったですよ。色んな意味でファイナルらしい感じで、そういうシチュエーションじゃないとありえないライブでした。そして、BUMPらしいと言いますか、彼らの誠意が滲みでるレアな時間でした。レポート、お楽しみに。
ただ、名古屋に戻っての打ち上げが始まったのが殆ど深夜で、さすがにそっちの方が応えました。雰囲気が素晴らしかっただけに、盛り上がっただけに、反動が来ました。眠い眠い。今日は、忘れ物を取りに行ったり、「J-POPマガジン」の台本を書いただけで死んでました。駅員さん、ありがとうございました。
さあ、明日ですよ。すごいことがあります。今は言えませんけど。「B・PASS」の原稿も明日です。というわけで、昨日は風邪を引くとやばいんで、お風呂に入らなかったんですよ。ホテルのお風呂は入りにくくて苦手です。早く、風呂に入って明日に備えます。
曲は何でしょうか。遺失物係にいた中国人グループに捧げます。陽水さんで「夢の中へ」。あの人達は何を探しに日本に来たんでしょうね。と思ったんですが、BUMPの新作アルバムに「arrows」という曲があります。そっちかな。”見つけたものは本物だよ”という一節が好きです。ライブハウスに来てくれた人が、本物の何かを見つけたことを願って。じゃ、お休みなさい。