という歌があります。僕がそういう旅行をするとか、そういうことじゃないっす。当たり前か。いい年してバカンスもないよね。このボケナスという感じでしょう(笑)。ザ・ピーナッツの歌ですよ。1963年のヒット曲。ロシアでもカバーされているインタナショナルな曲です。
作詞・岩谷時子さん、作曲・宮川泰さん。ひろし、と読むんですよ。「宇宙戦艦ヤマト」の曲でも知られてますけど。さっき、岩谷時子とザ・ピーナッツという原稿を書いていて、改めて何度か聞いていたんですが、良い曲なんですよ、これが。最初聞いた時は、何だか目頭が熱くなりました。
曲はもちろん詞も良いんですよね。”金色にかがやく 熱い砂の上で 裸で恋をしよう 人魚のように”というフレーズがあるんですが、その映像感は当時としては画期的でした。歌謡曲やポップスの歌詞で”裸”という単語が出てきたのはあれが初めてじゃないでしょうか。
岩谷さんの書く詞は、新鮮だったんですよ。加山雄三さんの曲は90%が彼女ですしね。洗練されていて詩的。それでいてどこか情熱的だったりするんですよ。ピーナッツと加山さんは岩谷さんなしでは語れません。ま、彼女が書いた詞をたどりながら、その時代や人を書いてゆこうという本なんですけどね。
出版はランダムハウス講談社。ゴア副大統領の「不都合な真実」を出している会社です。今、勢いがあるんで期待してますが。予定枚数よりは少なくなってしまいましたが、何とか、最初の締め切りに何とか格好はついた感じです。格好だけですよって、そんなこと念押ししてどうなる(笑)。
「恋のバカンス」は、甲斐よしひろが最初のカバーアルバム「翼あるもの」でもやってましたね。洋楽的でありながら、物まねじゃない。日本の歌謡曲の良心のような曲ですよ。機会があったら聞いてみてください。カラオケで歌うには最高に気持ち良いです。
NHKの「プロフェッショナル」でプロデユーサーの武部さんが取り上げられてました。彼も、そういう音楽の良心、みたいなものを持った人ですね。ユーミンのバンドのバンマスでもあります。今度、「J-POPマガジン」でひととようさん(漢字がない)のインタビューもあります。
というわけで、何とかホットして明日は岐阜です。BUMP OF CHICKENのライブハウスツアーの最終日。この間の熊本と一緒に「B・PASS」でレポートします。ライブハウスツアーの後はアリーナですからね。アリーナのスタンデイング。幕張メッセはすでに二回やってるんで大丈夫ですよ。
明日、またしても寒そうですね。新幹線、雪は大丈夫かな。金色にかがやく砂のあるところに行きたい。裸で恋は出来ませんけど(笑)。今日の曲はやっぱり、これです。ザ・ピーナッツで」「恋のバカンス」を。じゃ、お休みなさい。夢の中で裸になってたりして、気持ちわるっ(笑)。