ご存じないでしょうねえ。フラワートラベリンバンド。1969年から73年にかけて活動していたロックバンド。ジョー山中さんがボーカルだったと言うと、あれと思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、彼が「人間の証明」でヒットを飛ばす全然前です。
ロック不毛の時代と言われてますね。実際そうだったわけですが。グループサウンズの中のパイオニア精神溢れる人達が、本物のロックをやろうと苦闘していた時代です。フラワートラベリンバンドは、壮大な理想とチャレンジ精神で時代を駆け抜けたバンドでした。
日本のロックの元祖ははっぴいえんどとされてますけど、そこには”日本語のロック”という注釈が必要なんですよ。でも、英語でロックをやろうとしていた人達もいて、フラワーは、そちらの中核的存在でした。
何しろ、カナダですから。ヒッピーカルチャーのメッカだったカナダに渡って、現地のアルバムチャートの8位にランクされてしまい、ツアーまでやっているんですね。でも、日本に帰国して万を持してオープニングアクトをやることになっていたストーンズの日本公演が中止になり、フラワーも解散してしまうわけです。
日本はフォーク全盛でしたからね。海外志向の強いヒッピー色がプンプンする英語のロックバンドはなかなか評価されなかったという不遇もありました。ギターの石間秀機さんは後にトランザムを組むというと思い当たるかも知れません。拓郎さんのバックもやってましたからね。
これだけ70年代が色んな形で再評価されているのに、殆ど語られてこなかったのがフラワートラベリンバンドでした。日本での活動が短いとか、メンバーが一切語ってこなかったとか、資料が残っていないとか色んな事情があったんでしょうけど、それが、動き出したわけです。
再始動への今日がその「総決起集会」。 西麻布のバーに賛同者、関係者が100名はいたでしょうね。年齢層高かったなあ。PANTAさんもいましたよ。でも、どうなるんだろう。明日からレコーデイングに入ると言ってましたけど。ついに伝説の扉が開く、という感じです。
全員還暦を超えているという、入っていた筋金もそろそろボロボロになりそうな年の5人ですよ。どんな音を出してくれるんでしょうか。今年は、彼らも注目したいです。今日は朝からボーッとしていて何も出来ませんでした。それだけインパクトがある存在なんですよ。
そんなわけで、話しは代わりますが明日は「J-POPマガジン」、BUMPの後編です。今の時代の最良のロックというんでしょうか。夜はThe Birthdayの武道館かな。元ミシェルガン・エレファントのチバユウスケとクハラカズユキがいる4人組。これもロックですよ。難聴が進みそうですけど(笑)。
曲は、やっぱりフラワーでしょう。二枚目のアルバム「SATORI」は、日本ロック史に残る名盤です。その中から「SATORI PARTⅡ」を。東洋風なサウンドが今も新鮮です。じゃ、お休みなさい。