苦肉の策、という感じっすね、いきなり。何を書こうと言うのでしょうか、僕にも分かりません(笑)。昨日は、失礼しました。一昨日のガックリ感がぬぐえませんでした、というのは大げさで矢沢さんの武道館に行って、帰ってきて原稿を一本書いたら、2時を回っていて、そのまま寝てしまいました。
矢沢さんの武道館、良かったですよ。昨日が100回目の記念日で、立ち見でしたけど満喫させていただきました。一回目も見てましたからね。選曲が、あの時をかなり意識していて、なつかしさもありました。ちょうど30年前。彼は、20代だったことになりますね。
でも、映像で当時の様子が出てましたけど、何だろうな、若くて気恥ずかしい感じがしましたね。今の方がらしいというか。現役というのはそういう感じなんでしょう。アップになった時に、首や目元の皺も分かってしまうんですけど、それが渋味になってるんですよ。
若いときのギラギラした感じというんでしょうか。あれは消えても良いのかも知れませんね、って話しがつながったぞ(笑)。それと一緒に、精神的な情熱感みたいなものは消えてしまうと良くないんでしょうけど、またつながった(笑)。
いつだったか、B’zの松本さんと話しをしていた時にエアロスミスの話になったんですよ、その時に、彼は「売ろうという意欲をビンビン感じる」と言ってました。話しは現役感ということについてでしたけど。矢沢さんも、それに近いものを感じます。
色気、というんでしょうか。野心、というんでしょうか。矢沢さんは以前”欲”という言い方をしてましたけど。”欲”ですね。”欲張り”というのはあまり良い言い方には使いませんけど、かといって、全く消えてしまうのも、どうなんだろうと思いますよね。
生きる意欲、というのも欲でしょうし。欲、イコール、富と名声、みたいなことでもありませんからね。良い仕事をしたい、というのも欲なんでしょうし。満足ということには、物質的なことも精神的なこともあるんでしょうから。
とは言っても物質的なことも土台はないと、精神的な面も歪んでしまいますよね。最低限の文化的生活。憲法でも言ってます。そう、年金ですよ、消えてはいけないものは。僕らにはほとんど無縁ですけど、そういうことではないですよね。考え方の問題ですから。
結局、内閣が替わっても問題は解決してなくて、もっと深くなっているということなんでしょう。うさんくさい政治家は消えてもいいですけど、国民に対しての責任感が消えてしまうのはもっと良くない、またつながったかな(笑)。
あぶくのような情報は消えてしまったも良いですけど、本当に何かを伝える場所や人が消えてしまうのは良くない、これもつながりましたね。しつこいか(笑)。消えてもいいヒット曲も沢山ありますけど、消えて欲しくない名曲もあります。そういう音楽が消えないようにするのが僕らの仕事です、うまくまとまりました(笑)。
今日は消えて欲しくない。ま、ここまで来たからコピーは取りますが。空しい前に1コピー。今日も消さない1コピー(笑)。今日、BUMP OF CHICKENの「J-POPマガジン」インタビュー。正月放送なんで、ゆるーい話しになりました(笑)。でも、彼らは消えない名曲を沢山作ってますし、これからも作ってくれるでしょう。
彼らの新作アルバム「orbital period」に「かさぶたぶ」という曲があります。かさぶたを擬人法にした曲なんですが、かさぶたは”消えてしまっていいもの”でもあるんですが、そこに意味を見つけている童話のような曲ですよ。じゃ、お休みなさい。