という映画が公開されます。来年の2月ロードショーかな。すでに一ヶ月以上前から試写が始まっていて、やっと今日見に行きました。本当は先週行くつもりだったんですけど、pcのトラブルのおかげで今日になりました。
まあ、本当の事を言えば、今週と来週は最後の追い込みみたいなもんで、出来れば避けたかったんですけど、今日を逃すと来年までないというんで、無理矢理空けたという感じでした。と何だか勿体つけてしまってますね、いやらしい(笑)。
師走の銀座はきれいでしたよ、映画の話しじゃないですけど(笑)。やっぱり銀座ですねえ。そんなにしょっちゅう行く理由もなくて、いつ以来かな。富澤さんの番組に出た時以来か。NACK5銀座スタジオというのがありますからね。
あれが10月の末だ。街の雰囲気が変わっていた当たり前ですね。銀座の品、みたいなものが戻ってきた感じだったんですよ。品、というのは変かな。一時はパチンコ屋が出来たりとか、妙に庶民的になった時期もありましたよね。
もちろん、そういう街もあって良いわけですし、僕は新宿派でしたし、どっちかと言えば、そっちの方がなじめる方ですけど、そうじゃない場所もあって良いわけで、そういう感じでしたね。お、銀座、という雰囲気が良かったです。服部時計店もそのままですし、ってお上りさんだね(笑)。
服部時計店は「ALWAYS・三丁目の夕日」にも出てきましたね。ああいうランドマーク的な建物はなくなって欲しくないですよ。最近、どこにもある大観覧車的なものも悪くないですけど、ああいう歴史を感じる建物はホットします。これも年の証拠でしょうか(笑)。
で、映画ですよ。本題はこっちだ。ご存じの方も多いでしょうけど、「結婚しようよ」は、全編拓郎さんの曲が使われているということですでに話題になってます。映画も、そういう内容でした。70年代に拓郎さんに心酔して音楽をやっていたオヤジの人情話です。
ストーリーを書いてしまうのもなんですけど、思っていたより面白かったですね。拓郎さんの音楽が流れなくてもドラマとして成立している感じでした。それはあった方が効果的でしたけど。拓郎さんのオリジナルだけじゃなくて、主人公の娘に扮している中の森バンドのAYAKOやガガガSP、主人公の三宅裕司も歌ったりしてます。
去年の「つま恋」のシーンもエンデイングで使われてました。なかなか泣かせる使い方でした。奥田民生の広島球場ライブを舞台にした木村カエラ主演の映画がありましたけど、あれを連想しました。「結婚しようよ」という曲のオチが、ああいう風とは思いませんでした。ああいう風というのは、どういう風か、是非お確かめを(笑)。
主人公は、50才になるかならないか、でしょう。中で言ってたと思いますけど、忘れました。でも、去年の「つま恋」の平均年齢だった49才という感じでしょうね。そういう意味では、団塊というよりその少し下というところです。
まあ、そこが一番音楽に影響されたり、今でも熱い世代でもありますよね。同世代の方は涙なくしては見られないかもしれませんよ。佐々部監督が拓郎さんにいかに熱い想いを持っているかも感じ取れるでしょう。音楽を流したいんだろうなというシーンも随分ありました(笑)。
驚いたのは脚本が寺崎カナメさんだったんですよ。カタカナになってましたけど、あれはあの人でしょうねえ。と言ってもお分かりにならないでしょうけど(笑)。ポチ、ですよ。みゆきさんの「オールナイト」や今もツアーの構成をやっている関西屈指の放送作家。無茶苦茶才能ある方でした。た、じゃないか、です。まあ、違ったらごめんなさいですけど。
でも、映画の中で70年代のシーンが出てくるんですけど、暗い(笑)。こんなに暗かったかなあと落ち込みそうになりました。なつかしいというより、若干、情けなくもなりましたよ。妙な気恥ずかしさというのかな。反面の愛おしさみたいなものもありつつ、なんでしょうけど。
学生時代の話しだからかなあ。映画だから分かりやすく誇張して居るんでしょうけど、今の若者が見たら、どう思うんでしょうね。70年代、不思議な時代でした。というわけで、公開されたら是非。拓郎映画は当たらないとか言われたくないじゃないですか。
川村ゆうこが歌った「風になりたい」が、中の森BANDでも歌われてましたが、あの曲、やっぱり良い曲ですね。佐々部監督の選曲なんでしょう。じゃ、「風になりたい」を。お休みなさい。