慌てましたよ。午後にNHKで打ち合わせがあるんで家を出てしばらくしてからふっと、火の元が気になったんですね。直前までバタバタして、エアコンの電源は切ったんですけど、ガスストーブをそのままにして出てきてしまった気がして、電車に乗って、二駅行ってから、戻りました。
当然、打ち合わせ会議は遅刻ですけど、さすがに「ストーブの火を消し忘れた」と言われて、嫌な顔は出来ないでしょうね。30分ほど遅れて行ったんですが、いきなり「火事消えました?」と突っ込まれてしまいました。でも、そういう冗句は気持ちいいですよね。
もちろん、火事になったわけじゃないですけどね(笑)。猫のいるところに点けているガスストーブが盲点になってしまいました。まあ、時間が経てば自然と消えるんでしょうけど、こういう乾燥具合ですから、やはり戻って良かったです。
火の用心ですよ、ほんとうに。でも、「火のよーじん」と言って、拍子木みたいなものをカチカチ音を立てて回る人の姿は見えなくなりましたね。あれは人手がいないのかな。それとも、そうやってご近所を回るということがいやがられているのかな。
泥棒を捕らえてみれば、みたいなこともあるんでしょうからね。前にそんな事件がありませんでしったけ。ああやって見回りをしていれば、町内の様子がよく分かるんでしょうし。最近、お巡りさんに事件が多いのは、あの人達が一番裏情報を持っているからでもありますよ。
だって、勝手に人の家に入り込んでも、口実を作れるのは警察だけですからね。火の用心、も、そんな風に思うと、なかなか不気味です。昔は「ご苦労さん」みたいな声もかかったんでしょうけど。「ALWYAS・三丁目の夕日」の世界ですね。
夜、”まるで六文銭のように”のライブでした。良かったなあ。何だか、六文銭現役当時よりも六文銭らしかった感じなんですよ。新作アルバム「はじまりはじまる」だけじゃなくて、六文銭時代の古い曲もやってましたし。アルバム「キングサーモンのいる島」からかなりやりましたよ。
枯れてきたからかな。昔よりも味が出ているんでしょうね。若い頃は、気張っていたせいもあるんでしょう、元々大人の味だったんだなあと再認識しました。今聞いた方が良いかもしれません。そう、六文銭って、当時から”愛と青春”じゃなかったんですよ。
僕はどっちかと言うと、そっちでしたからね。今もそうですけど(笑)。六文銭は、どこか構えて聞いていた気がしましたけど、今日は全然そういう感じじゃなかったです。あ、ご存じない方の方が多いかも知れませんね。小室等さんのグループですよ、って、知ってますよね(笑)。
ようやく先が少し見えてきた感じですね。でも、「あれはどうなりました」みたいな連絡が来て、しまった、と思うことがあったり。なかなかハードな年末です。ほんとに火の用心です。というわけで、明日は「結婚しようよ」の試写もあります。
今日の曲です。「火の用心」の歌、なんてないね(笑)。”まるで六文銭のように”で「サーカス」という曲を。中原中也の詞に曲をつけてます。あ、ジミ・へんは良かったですね。ジミーはジミヘンの生まれ変わり、っていう話しです。ジミーはサウスポーなのかな(笑)。じゃ、お休みなさい。