なかなか良い言葉ですね。今日、見に行った五月天がステージで使ってました。ZEPP TOKYO。満員でした。ご存じない方もおいででしょうけど、台湾で一番人気のあるバンドです。今回の東京公演も"ワールドツアーの日本公演”と銘打ってました。メイデイと読みます。
何で、彼らを見に行ったかというと、2001年にGLAYが「EXPO」を全国三カ所で開いて、そのうちの北九州がオールナイトだったんですが、そこ台湾を代表する形で参加してました。とっても若々しいビート・ポップバンドという印象でした。
でも、その年に彼らはメンバーが兵役につかなければいけなくて、EXPOの後に台湾でツアーをやって休止になったんです。その台北での最後のコンサートも見に行ってました。コンサートの最後に礼砲というのかな、儀式で撃たれる大砲が鳴って、ボーカルの阿信が客席に向かって敬礼するシーンは、日本では見たことがないもので感動的でした。
今回見に行ったのは、そういうこともあるんでしょうね。兵役のために活動休止ということも日本では考えられませんし、退役してきてバンドを再開するという状況もありえません。そういう経験をしたバンドが、今、どうなっているのか確かめたかったわけです。
だって、2001年は、一年間に四回逢ったのかな。最初は、GLAYのメンバーがアジアに出向いていったキャンペーンの時で、彼らのスタジオにもおじゃましてますし。二回目は、彼らが来日した時の取材で、三回目EXPO本番、そして、その休止前最後の台北のコンサートですから。節目という意味ではかなり大きいでしょう。そういう海外のバンドは他にもいませんし。やはり気になりました。
二年の兵役を経て活動再開して3年か。大人になってましたね。ライブを通してだけですけど、音はしっかりとしたオーソドクスなロックバンドでしたし、台湾風と言いますか、中国で流行っているポップバラードみたいな曲も観客と合唱してましたし、地に足が着いたという感じでした。
でも、一番強烈だったのが、彼らがスクリーンに映し出した「MAKE MUSIC、NOT WAR」のメッセージだったんですよ。おまけにオープニングの映像は、ロックを愛する若者達が、軍隊に包囲されるというショッキングな映画風映像でした。
台湾と日本は政治状況も違いますけど、中国との緊張関係もありますしね。しかも、実際に兵役を経験したという"軍隊経験”のあるバンドのメッセージとしてはリアルでした。何で自分たちが音楽をやっているかを見せつけたという気がしました。
確かに音楽の傾向は今の日本の流行とは少し違いましたけど、歌っている内容は、日本のバンドが歌っていることとそんなに変わらないんじゃないでしょうか。言葉が分からなかったんで、あんまり大きい声じゃ言えませんけど(笑)。
2001年の時に、GLAYは俺たちもいつか、アジアでツアーが出来るようになりたいと言ってましたけど、彼らと一緒にそういうことが出来ないのかなと思ったりしたんですよ。「LOVE IS BEAUTIFUL」は、まさに「MAKE MUSIC、NOT WAR」ですしね。
そう言えば、台北での彼らの休止前のコンサートを見に行った時、TERUさんに「今から書こうとしている本の中国語版に五月天の推薦文が載って本屋に並ぶのが夢だ」という話しをしたことを思い出しました。本というのは「夢の絆」ですけど。
GLAYもまだアジアツアーはやってませんし、僕の本も中国語版は出ませんでした。そういう意味ではやり残したことになるのかもしれませんね。これからの課題ということになるんでしょうね。ということで今日の曲は2001年の「EXPO」の時、真夜中にGLAYが歌った曲を。「ひとひらの自由」。TERUさんの声が海を越えてゆく気がしました。じゃ、お休みなさい。