まあ、色んな世界で伝説と呼ばれる人はいますけど、テレビ界の伝説と言えば、この方を置いて存在しないでしょうね。井原高忠さん。今日、お会いしました。面白かったなあ。そういう意味で言えばラジオの世界ではニッポン放送の亀渕さんが、普段のおしゃべりでも猛烈に面白いんですけど、匹敵してました。
ただ、亀渕さんは、元アナウンサーですから面白くて当然という面もあるんですが、井原さんはプロデユーサーですからね。おまけに日本テレビの局長まで務めた方なわけで、いわゆる制作畑の裏方に当たるんですけど、まったく表中の表でした。圧巻でしたね。あんな人は初めてです。
「光子の窓」「ゲバゲバ90分」「11PM」などという番組を自分の手で発足させて、偉くなってからも「ズームイン朝」や「24時間テレビ」を始めた人と言えば、誰もが納得されるかもしれません。しかも、永六輔さんを放送作家で最初に使い、井上ひさしさんや小林信彦さんも、彼が集めていたわけですから。
50才でリタイアしてハワイ暮らし。今はアメリカ本土に住んでいるという悠々自適を絵に描いたような方でした。小林信彦さんや景山民夫さんが書いているように、テレビ初期の話しはまあ、色んなエピソードがあります。
どういう形で原稿になるかは、今のところは見えてませんけど、伝説の人ですからね。どういう形にせよ、お会いできて良かったです。僕はラジオの人間ですから、それこそ雲の上の人でした。ご自分でもおっしゃってましたけど、もう残っているのは僕ぐらいだというわけで、貴重な機会でした。
三部構成な一日でした。「J-POPマガジン」があって、その取材があって、夜はDAITAの新バンドBENICKSのライブ。DAITAは元シアムシェイド。氷室さんのステージでギタリストとしても開眼してる人ですね。バンドとしてはこれからな感じもしましたけど、演奏と曲はやっぱりカッコ良かったです。
あ、昨日のコメントありがとうございました。やっぱり歯か、という感じです。ねえ、歯がなくなると口臭もなくなるんですね。知りませんでした。人間もそうなのかな。老後の参考にさせていただきます。もうとっくに老後みたいなもんですけど(笑)。
というわけで、今日の曲です。毎日新聞の「今月の3枚」を選ぶんで色々聞いてます。KREVAとスピッツの草野正宗さんのコラボが良いですね。その曲を。「くればいいのに」という曲を。じゃ、お休みなさい。さ、コピーを。