もちろん”H”というのはイニシャルのことです。”H”しました、というあっちの方のエッチではないです。いきなり下半身ネタ、と期待された方、すみません(笑)。もう、そんな年じゃないです。いや、そっちの方は年は関係ないという方もおいででしょうけど、残念ながら完璧に年齢に支配されております(笑)。
えっちだの、あっちだの、そっちだのって、何でしょうね。そういう話しじゃないんだ(笑)。業界の古いつきあいのHさんですね。一般人なんで、イニシャルにしましたけど。偶然、二人に会ったという話しです。
今日、渋谷でインデイーズというのかな、メジャーデビューしていない女の子ばかりを集めたライブがあって、それを見てきたんですが、そのプロデユースをしていたのが、一人の”H”さんでした。三日ほど前かな、渋谷のスクランブル交差点でバッタリ逢ったんですよ。
で、その時に、こういうイベントをやるから来て、と言われて、予定していたライブを変更して見に行きました。まあ、出てきた人は、それなりに個性はありましたけど、メジャーでやれそうというのはひと組だったかな。ただ、話しのテーマはそれではないです。
その人と会うのも5年ぶりくらいかな。もっとかな。で、その会場でもう一人の”H”さんと逢ったわけです。彼も、かれこれ5年は逢ってないでしょう。二人とも元は同じレコード会社でした。宣伝と制作と部署は違うんですけど、同じアーテイストに関わっていた時代がありました。
甲斐バンドなんですけどね。というとレコード会社も分かりますよね。東芝EMIです。ご承知のように、東芝は色んな事情で、人を減らしたりしてますが、二人とも少し早く抜けて、他の会社に行ったり自分で始めたりしているわけです。
「だって音楽しかやれない」。スクランブル交差点で会った時、一人の”H”さんは、「今、何してるの」という質問にはにかんだようにそう言いました。その感じが良かったから、今日も行ってみたわけです。何だかとっても真に迫っていたんですよ。
そういうことを考える年なんでしょう。そういうことと言うのは、その人がやるべき事、というのかな。ベテランのアーテイストが、年々、音楽に対しての気持ちがピュアになると言いますよね。あれは、アーテイストだけじゃないような気がするんですよ。
確かに、レコード会社の人達は、自分で作りませんし、ビジネスが絡むわけですけど、音楽が好き、という共通項はあるわけで、きっと、年齢的なことで、会社に残れなくなったりした時に、そんな気持ちが頭をもたげてくるような気がしてます。今日逢った、”H”さんは、二人ともそうでした。「元気ですよ。お金は儲けてないけど」というのは名台詞でした(笑)。
どうせ、そのうち死ぬんだし、好きなことに関わっていたいよ、という気持ちは、裏方も変わりないんですよね。もちろん。僕らにもそれはあります。若い頃は、”業界”は好きじゃなかったんですよ。軽薄で嘘っぽくて、という感じだったんですけど、最近は違いますね。
業界、というより、音楽業界ということなんでしょうけど。音楽業界の人達は、やっぱり許せる感じです。テレビ業界はどうかなあ、相変わらずあんまり好きになれないな。だって、何だかみんな勝ち誇っているようで偉そうなんだもん、って子供みたいだね(笑)。
レコード業界は相変わらず混迷を極めてます。でも、音楽好きな人は沢山います。どういう形であれ、そういう人達が明るい未来を作るだろうという希望はなくしてません。何だか、業界話だな。国民投票法案がもたらすもの、について考えてみましょうか。うーん、明るい未来はない(笑)。
明日は、「J-POPマガジン」。GANGA ZUMBAの後編。そうだ、初めてTHE BOOMを見たのは彼らがデビューする直前の日清パワーステーションだった気がしますね。あれも5月だったはずです。18年前になるのか。THE BOOMのプロデユーサーも、元は甲斐バンドのスタッフだったんですよ。
ということで今日の一曲。甲斐バンドだなあ。「ポップコーンをほおばって」。”僕らは飛べない鳥じゃなかったはず”です。でもなあ、僕らの翼は、もう、朽ち果ててしまっているんでしょうか。もう一回飛べる時は来るんでしょうか。じゃ、お休みなさい。