これを書くときに、一応、前の日に書いたものを読むんですよ。時々恥ずかしくなったりしますけど、それはもう生放送でと思ってるんで直したりはしません。書いた後にはすぐに送ってしまうで、何を書いたか覚えてないこともあったりしますからね。
今、昨日の分を読み直して、ふっと尾崎君のことを思い出しました。ねえみんな、という口調が、書いたときも、あれ、どっかであったなと思ったんですが、尾崎くんが”ねえ、みんな、夢はあるかい?”と「High School R&R」で客席に呼びかけていた口調だったと気づいたんですよ。ねえ、みんな、夢はあるかい?言ってましたよね。
そう、尾崎が生きていたら、今の時代をどう歌うんだろうと思います。というよりどう感じるんだろう。妙な言い方ですけど、「俺たちの時代は良かった」とか言ったりするかもしれませんね。
80年代前半、構内暴力が社会問題化し始めた時です。あの頃の構内暴力の方がストレートだったようにも思ったりします。ストレートというのは変だな。屈折してないというのかな。暴力をふるう側にも一応のに正義があった、というのかな。
まあ、あの頃は良かった論議は、どんな場合にせよあんまり意味はないんで、辞めますけど、子供たちのエネルギーが外に向かっていたことは間違いない気がします。今は、違いますよね。内へ内へ入っていく感じがして、それだけ出口がないと言いますか。
子供達の反乱、なのかな。自分を傷つけたり、自分の命を絶つことで何かに抗議しているというのかな。追いつめられた子供達の自爆テロなのかもしれないなと思ったりしました。引きこもって居るんじゃなくて立てこもっているという感じですよね。
引きこもっているというと内向的ですけど、立てこもっているというと、敵意がありますよね。自我に立てこもっている。家の中に立てこもっている。じゃ、親はどうすれば良いんでしょうね。一緒になって立てこもりますか。
そうだ、何年か前に読んだ、村上龍さんの「希望の国・エクソダス」という小説は面白かったです。子供達が北海道に集団で移住して新しい国を創るという話しでした。そう思ったりしますよね。そんな学校なんか辞めて、自分たちで新しい秩序を創るんですよ。
現実的じゃないという声の方が多いでしょうけどね。それこそ子供の自立だと思うんですが。無責任かな。そうなったら、大人はそれを手助けする側に回れば良いんでしょうけど。まあ、妄想はこのくらいします。今日は、こんなところで、って「NEWS23」の終わり方みたいです(笑)。
昨日のコメントにもありましたけど、母子家庭への偏見も強いですしね。父子家庭は珍しがられますけど、実は母子家庭の方が風当たりは強いんですよ。というわけで、最後の曲です。尾崎かな。「坂の下に見えたあの街へ」。でもなあ、街を出て行ける子は健全なのかもしれませんね。じゃ、お休みなさい。