残間里恵子さんの「それでいいのか蕎麦打ち男」を読み終えました。挑発的なタイトルですけど、本の中では、そんなに蕎麦打ちを批判しているわけでもなくて、それなりに評価はしてるものの、そんなに早く世捨て人みたいに自分の世界に閉じこもってしまって良いのか、と激励しているという内容でした。
でも、よく調べてるなと思いましたねえ。もちろん仮名ですけど登場しているのは全部実在の人たちなんだそうです。会社を辞めた人、転職した人、新しく起業した人、ボランテイアをやっている人、離婚した人や再婚した人、男性女性を問わず、団塊の世代の様々なありようが取り上げられていて、その中に彼女自身の人生も織り込まれているという本です。
本の中でも書いてましたから公にして良いのだと思うのですが、彼女は50年生まれ。団塊の世代のやや下ということになりますが、下から上をどんな風に見てきたのかとか、今、どう思っているのかもクールに書かれていて、それも面白かったです。
ほう、と思う話しもありました。男性の分析はそうだろうなと思いましたけど、女性に関しては思いがけなかったですね。だって、専業主婦の比率が一番高い世代が団塊なんだそうです。意外でした。ニューファミリーだ、ウーマンリブだとか、女性の社会進出などに積極的だったのが団塊の世代という印象がありましたからね。違うんですね。
”韓流ブーム”を支えているのがそういう人たちでもあるそうです。彼女の挑発的な視線は、そういう「ヨン様崇拝」の”団塊女”にも、向けられていて、団塊の世代の幸せとは何だろうと、疑問を投げかけていました。
確かに特殊な世代ではあるんで、分析のしがいもあるんでしょうね。と、どこか客観的なのは、最近、僕がそういう世代感覚をあんまり感じなくなっているというせいもあるんでしょう。だって、年金暮らしは無縁なわけですから、退職後の人生とか言われてもピント来ません。ま、これはひがみかな(笑)。
登場する人たちは仮名なんですが、なぜか拓郎さんとみゆきさんに関しては個人的な想いも交えてかなり書き込んでました。こだわりがありそうでした。「つま恋」の会場でも会いましたし。何か企画しているのかもしれませんね。企んでいる言うと怒られそうですね(笑)。団塊の世代。どうなんでしょうね。どんな風に見えているんでしょうか。僕は最終的には世代より個人だと思ってますけど。
秋の夜長。本を読んでみたい気分でもあります。新聞の書評を見て「帰ってきた黄金バット」という本を買いました。2000年になくなった作家の永倉万治の妹さんが、彼が所属してた劇団・東京キッドブラザースの足跡をたどるというノンフィクションなんです。永倉さんは、若い頃の飲み友達でしたし、きっと感慨もあると思います。読む時間があればですけどね(笑)。
というわけで今日、最後の曲です。キッドブラザースに所属していた人は結構いますよ。GAROのボーカルや吉田美奈子さん、パーカッションの斉藤ノブ、そして、忘れてはいけないのが下田逸郎です。元気かなあ。じゃ、彼の曲を。「セクシー」という色っぽい曲があります。。石川セリさんも歌ってましたが本人の歌で。お休みなさい。