気持ちの良い夜ですね。月が煌々と照ってました。満月みたいですね。でも、そんなに大きくない。ニッケルの一円玉みたいに光ってました。すみませんね、たとえがみみっちですけど、しょうがないですね、耳鳴りですから。耳よりはお得なんでしょうけど(笑)。でも、ほんとに黄金という感じじゃないんですよ。
昔、放送作家をしていた頃に、よく「お月様を見た時に、自分の顔よりも大きく感じるか、小さく感じるか」という話しを書いたりしてました。自分の顔より大きく感じる人はロマンテイスト、小さく感じる人はリアリストというんですけど。誰が言ったのかな、ひょっとして勝手に作ってしまったのかもしれません(笑)。
そう言われてみると、日によって違うんですよね。月の大きさって。もちろん理科的に言えば、地球との距離であるとか角度であるとか、大きく見えたり小さく見えたりするのにはちゃんとし根拠があるんでしょうけど、気分で違うようにも思えるんですよ。是非、一度、お月見占い的にやってみてはどうでしょう。
まあ、デート中に話題がなくなったりしたときには、ピッタリですよ。と、言ってそんなデートをする機会もないですが(笑)。「ふーん、君って案外ロマンテイストなんだね」とか言っちゃたりして、この口先男!お前のことだ、とか言われそうですけど(笑)。
ちなみにさっき見ていた月は僕の顔よりも遙かに小さかったですね。ロマンにはほど遠いかもしれません。だって一円玉だもん、もうちょっとマシなものに見えて欲しいよね(笑)。ま、リアルな現実と戦っている日常の反映だろうと慰めましょう。
でも、きれいな空だったな。低気圧の名残なんでしょうね。上空は風があると見えて、ポツンポツンと浮かんだ雲が、まるで下敷きを動かすように空ごと動いてゆくんですよ。そのまま平行移動している感じで、ファンタジックでした。
空全体が明るいんですよ。昔の映画で、夜のシーンなのに、空がどことなく明るかったりしましたが、あんな感じでした。あれは、技術的な問題で、あんまり暗いと撮影が出来ないんで、比較的明るい夜にライトをつけて撮影したんで、ああいうトーンになったんだそうです。どうでもいい話ですけど(笑)。だって「シェーン」のラストシーンなんて明るいですよ。
年を取ると空を見上げるようになる、と言ったのは拓郎さんでした。90年のアルバム「デタント」の時かな。と書いて、やっぱり拓郎さんの話しは多いな。それだけ影響されているんでしょうね。どうでしょうね。でも、うつむいて歩くよりも、胸を張って空を見上げて歩く方が気持ち良いかもしれません。「見上げてごらん、夜の星を」ですからね。
今日最後の曲はそれかな。さっきまでは山崎まさよしの「月明かりにてらされて」かなと思ったんですけど。「毎日新聞」の連載、「聞き書き・岩谷時子」では、ちょうどいずみたくさんの話しになってます。ということは、「見上げてごらん、夜の星を」かな。名曲ですよねえ。中村八大さんの「上を向いて歩こう」と双璧のスタンダートです。
ささやかな幸せを祈ってる。そんな気分で。お休みなさい。