行きましたね。きっとそうするんだろうなと思っていたら、案の定でした。ねえ、どうなんでしょうねえ。良いんですかねえ。でもねえ、もし、ああいう人が近所にいたら、どうなんだろうなあと思うんですよね。隣の小泉さん、クラスの小泉さんでも良いんですけど、好かれるかなあ。
別に、あの神社のいわれとか、あの戦争が正義だったかとか、あの裁判が不当だったか正当だったかとか、そういう話しじゃなくて、もし、周りに小泉さんという人がいたら、どう思うかなあと考えていたんですよ。
たとえば、人の意見は聞かない。相手がやめてくれと言ってもやめない。周りがはらはらするのを喜んで見ている(ように見える)。自分の意見を押し通すことをヒロイズムだと思っている。困っている人を見て、自業自得だとニヤニヤしている。
違うかなあ。僕らが子供の頃から言われていたのは、人がいやがるようなことはするなだったり、出来るだけ喧嘩は避けろだったり、人の意見はよく聞け、だったりしましたけど、あの小泉さんは、反対みたいに見えるんですよね。あの人は、子供に、何を教えるんでしょうね。
書いていてばからしくなってきたんで止めます(笑)。こんな日本に誰がしたと叫びたくなりますが、国民がしたんですよね。みんな小泉さんが好きなんでしょうから。
あ、お盆話しですね。三年前にオヤジが死んだんですが、その翌年のお盆かな。僕はネットで自分のことなんかめったに見ないんですけど、たまたま何気なく、検索して、ぼーっと見ていたんですよ。そうしたら、僕と同じ名前の人の古本が出てきたんですね。そう、田家秀樹という名前です。あれ、と思って、しばらくして気づきました。
僕は祖父と同じ名前なんですよ。オヤジが子供の頃に父親をなくしてしまって、エデイプスコンプレクスもあったんでしょうね。自分の父親と同じ名前を僕につけたんですね。その人だったんですよ。
出てきた本は「戦友」という明治時代に発行された雑誌で、祖父はその本の責任編集をしていたんです。どういう本かというと、在郷軍人会という組織の機関誌みたいな雑誌ですね。日露戦争の叙勲者とか手柄を立てた人の戦記とかが載っている本です。その本を自宅で編集していたんだそうです。
それはおふくろも話ししか知らなくて、どういう本だか見たことがなかったと言うんですよ。ネットで見つけたのが、ちょうどお盆で、その日、おふくろは、夢の中でオヤジが出てきたんだそうです。妙に符牒があっていて、お盆ぽいなあと思った次第でしたけど、そんなに勿体ぶる話しじゃないかもしれませんね(笑)。
そんなわけで、今日最後の曲ですね。8月15日、こういう曲はどうでしょうか。加川良「教訓Ⅰ」。僕の祖父は日露戦争で勲章をもらったそうですけど、僕は、逃げる方に回ります。じゃ、お休みなさい。