何だか大げさなタイトルになってしまいましたね。でも、昨日書いたものへのコメントを読ませていただいて、ふっとそういう気分になったんですよ。是非、ごらんになってくださいね。浜田さんのファンという方のコメントです。というより愛奴のファンと言った方が良いのかもしれません。
そう、あれも31年前なんですよね。愛奴のデビュー。レコード会社は「今年の夏はこれ一色だ」と色めき立ったもののほとんど売れなかったという、妙な伝説が出来てしまった、そんなアルバムですね。あれを、FM東京で聞いて、好きになった、という方です。しかも、当時、ライブハウスで見ていて、それから海外に行っていたというのですから。
長く活動している人が持っている共有感ってきっと、そういうことなんでしょうね。あの曲を聴いてから何年経った、ということが、その人の人生と重なり合う。それは、全ての人に言えるんでしょう。海外に行かれた方もいらっしゃるでしょうし、国内でも、紆余曲折を経験された方も多いでしょう。そうやって、また、あの頃聞いた音楽に帰って行く。そして、その音楽をやっていた人が今も元気で活動している。
成熟というのはそういうことなんじゃないかと思います。今、50代が元気なのは、そういう聞き手がいるからでしょうね。単なる懐メロに終わらないんですよ。そうやって30年を生きてきた上で出会えるそれぞれの今。今年は浜田省吾ソロデビュー30周年。ベストアルバムも出ますし。まあ、ベストアルバムの時は、取材も受けないという彼のいつもの姿勢で、今回も、そういう機会はありませんが、あのアルバムもきっと、そんな風に聞かれるんでしょうね。
20代に、僕らがこのまま大人になったら、僕らの音楽が大人の音楽になる、と書いたりしました。その頃は、実際にそんな年になるとは思ってもいないで、イメージで書いていたんですが、そういう時代が来てるんだなと思います。
結局、今日も、そんな話しになってしまいましたね。このブログも回を重ねるごとにオヤジくさくなってますが。しょうがないですね(笑)。ここで若ぶってどうする、ということでしょうし(笑)。まあ、これが地なんですよ。
どこまで行けるのか分かりませんが。何が待っているのか誰にも予測がつきませんが。「今日まで、そして明日から」なんでしょうね。そして、ここからが面白いのかもしれませんよ。抽象的な話しで終わりそうですね。コメントのお返事に時間を取られてしまいました。
涼しい夜ですね。気持ちよいです。さっき、トミー姉さんと一緒に一回りしました。沢山蚊にさされました。そんなわけで、今日最後の曲です。浜田省吾さん。「遠くへ」かな。あの歌詞の中のヘルメットというのは何のヘルメットか、ご存じですか。20年くらい前ですけど「バイクのヘルメットですよね」と言われたことがあったんですよ。まあ、それでも良いんですけど(笑)。じゃ、お休みなさい。