そういう音楽祭があるんですよ。というよりあったんですよ。僕もつい先週まで知らなかったんですけどね。プロデユースが加山雄三さん。加山さんは、湯沢に自分のスキー場を持っていて、その敷地を使っての野外コンサートです。今日、そこに行ってきました。
湯沢って案外近いんですね。NACK5は大宮ですから、「J-POPマガジン」が終わって、諸々次回の打ち合わせだなんだをしてから上越新幹線に乗ったら開演の4時ちょうどにつきました。お昼は高崎のダルマ弁当で、夜は、帰りの車内での雪国弁当でありました。ちょっと切ない感じもしますけど。
ポルノグラフィテイの横浜スタジアムに行こうかなと思ったりしていたんですけど、加山さんには、先日、毎日新聞で連載している、作詞家・岩谷時子さんのことでインタビューをさせてもらったりしたんで、その取材の続きという感じもありました。
出演は加山さんの他に、南こうせつ、さだまさし、イルカ、中村あゆみ、ワイルドワンズという顔ぶれ。もう何年も見てない人と初めて見る人もいて、普段見ているコンサートとはちょっと違う、空気でそれなりに楽しめました。
だって、ワイルドワンズって初めて見たんですよ。昔テレビでしか見たことがないんで、不不思議な感じでした。「青空のある限り」とか「愛するアニタ」「思い出の渚」ですからね、つい一緒に口ずさんでしまったら、ちょっぴり胸が熱くなりました。だって、カラオケでよく歌ってたんですからね。平均年齢60才と言ってました。
加山さんにしてもそうですよ。「君といつまでも」や「蒼い星くず」「夜空の星」「ブーメランベイビー」なんて、40年近く前ですからね。あの人、66才かな。インタビューした時もそう思ったんですが、年齢が消滅した感じでした。
天気は途中から雨でした。でも、野外イベントの雨は慣れてますから、苦じゃなかったですけどね。山の天気は変わりやすいですしね。まあ、観客も5千人と、この間の「apbankフェス」とは違いましたけど。
比較してもあんまり意味がない気もします。30代で、今の時代と真っ正面から向き合っている人たちが、自分の存在を賭けてやっているイベントと、功なり名を遂げた人たちが、同窓会のように楽しんでいるコンサートですから。客席の雰囲気も全然違うわけですからね。
加山さんはもう元気でそこに居てくれるだけで十分ですという感じでした。彼のコンサートを見るのは二回目かな。前は15年以上前かな、もっと前かな。正直に言うと、その時はそんなに感動しなかったんですよ。僕も若かった(少しは)せいもあって、彼のことを現役の若いアーテイストと同じ土俵で見ようとしていたんですね。そうなった時に、やはり物足りなさもあったわけです。
ということは僕の方も年を取っているということかもしれませんね。まあ、それは仕方ないか。僕らが10代の頃に聞いていた音楽をやっていた人がどんどん亡くなったりしているわけですから。そのうちに、拓郎さんもそういう風に見られるようになるんでしょうか。そう思うと何だか泣きたくなりますね。今年、加山さんは桑田さんと一緒にやるんだそうですね。
何だかリラックスした感じです。昨日よりも疲れは少ないです。コンサートの疲れは、コンサートで癒すとか言ったりして。偉そうですよねえ、自分じゃ何もしてないのに(笑)。でも、仕事のストレスを仕事で解消出来るようになるのが一番だという話はよく聞きます。つまり気分転換、セルフコントロールが上手ということなんでしょうからね。
思い出しました。これも10年近く前かな。「月刊カドカワ」という雑誌で浜田省吾・櫻井和寿対談という企画がありました。その時、櫻井さんはステージで色々考えるところがあった頃で、それがストレスになっていたようで、それに対して、浜田さんが「ステージの疲れはステージでしか癒せないんだよ」というような話をしてたのを思い出しました。もちろん言葉は正確じゃないですけど。
結局、自分が一番やりたいことや、やらなければいけないことからは逃げられないというようなことかなと思ったりしてます。ましてや、それが好きなことだったりしたら、他では癒せないんでしょう。それはあらゆることに言えるかもしれません。
ということで、頭のガンガンもなくなりました。じゃ、今日最後の曲。やっぱり加山さんかな。今日はさだまさしが歌ってました。言わずもがなですが、本人の方を聞きましょう。「旅人よ」です。作詞・岩谷時子さん。名作中の名作です。人はみな、夢の中で永遠の旅人であります。お休みなさい。