先週15日に発売されました。林部さんのデビュー10周年アルバム。FM NACK5「J-POP TALKIN」の今週と来週のインタビューゲスト。完パケしたのが先週の土曜日。すみません、一週目は昨日終わってしまいました。
林部さんは定期的に出て頂けるアーテイストの一人。この番組は2年ぶり。唱歌や童謡などを集めた「叙情歌」のシリーズ「琴線歌・其の五」が出た時以来。新作は7枚目のオリジナルなんですが、他にJ-POPのカバーアルバム「カタリベ」も3作ある。
デビュー10周年でそれぞれのアルバムを合わせると15作目。10年で15作ですから、相当に多い。2016年のデビューシングル「あいたい」は有線で評判になって発売4カ月で一位。レコ大の新人賞も受賞してます。
そういう華々しいデビューをしてから10年。失速も迷走もすることなく自分の歌を求め続けているソロシンガーは彼だけでしょう。ダンス&ボーカル、踊れるポップス、TickTock系の瞬間風速が吹き荒れている中で揺るぎのない活動を続けている。
デビューの時のキャッチフレーズが「今、もっとも泣ける歌」。「泣き歌の貴公子」という呼び方もありました。消え入りそうに儚い。かげろうのように淡く美しいハイトーン。そういう声の持ち主ということでも貴重な存在でしょう。
ただ、新作「Koibumi」は、そういうイメージに留まらない何かを感じさせました。全8曲が加藤登紀子さんの詞曲でプロデユースも彼女。それも昨日今日に始まった関係ではありません。インタビューではその経緯も克明に語ってくれました。
2024年にカバーアルバム三枚目「カタリベ~愛のエクラン」が出て、彼が自分に近いと思う歌をカバーしてる、その中に加藤さんが書いた曲が二曲あった。2025年に出た「縁」はそこで歌った曲を書いた作家に頼んだオリジナルアルバムでした。
その時に加藤さんが書いたのが今回のアルバムにも入っている「忘却のタンゴ」と「光と影」。彼女はどっち使ってもいい、と言ったものの片方を捨てるのは忍びない。後何曲か書いてもらえればアルバムが作れる。
その曲はプロデユースもお願いします、ということで今回に至った。彼女はレコーデイングには全行程付き合ったんだそうです。先に彼女が歌って、その後を彼が歌うという場面もあったとか。まさにプロデユースです。
で、彼女との話の中で、今まであまり聞かせてこなかった低い声や中音も生かしてる。加藤さんの歌を聴いて「語るようにうたった歌の強さ」を学んだ。彼女からもそういう指摘があったりしたとのことでした。
ハイトーンで感情が募るとだけではない哀しみの強弱は新境地ではないでしょうか。そういう歌があってこれまでの歌も生きる。それが10周年というタイミングになったんだと思わせるアルバムでした。
というような話を前作「縁」の曲を交えながらの全曲紹介インタビューになりました。後編が来週のオンエアです。というわけで、曲です。アルバムのタイトル曲「恋文」を。初めてという語りが入ってます。
土曜日は大阪で拓郎さん、日曜日は渋谷のHMVで浜田さんの「生まれたところを遠く離れて」リミックス盤の発売記念トークイベント。今週も慌ただしい週末になりそうです。じゃ、お休みなさい。