土曜日に完パケしたFM NACK5「J-POP TALKIN’」のゲストが鈴木雅之さん。ハワイに行く前に行ったインタビューです。マーチンさんもリリースのたびに出てくれるありがたい一人なんですが、今回も登場して頂けました。
ラジオで話すようになったのはデビュー25周年の時からかな。それまでは活字の取材でしかお会いしてなかったんです。彼の記憶力や話の筋道の立て方の巧みさを実感するようになったのはラジオがあったからでしょうね。
打てば響く。一つの質問で求めていた以上の深みや広がりのある答えが返ってくる。話に無駄がなく的確。その呼吸、タイミングの心地よさ。今回もそういう感じでした。先月の25日に出たアルバムが「MARTINI DUET Deluxe」。デユエットアルバム。
女性アーテイスト、タレントさんとのデユエットアルバム。2008年にも一度出してるのですが、今回はその集大成、総集編。でも、色んなストーリーがある。彼がよく口にしている「縁」が織り込まれている。
これまでに出したデユエット曲だけじゃなくて、新たに録りなおしたものや新曲もある。その人選や選曲が縦横無尽。この人とこの曲をやってるんだという発見と再認識の面白さ。遊び心もつまってる。洒落っ気たっぷりなアルバム。
だって、93年の「渋谷で5時」を渋谷凪咲というタレントさんと歌い直してる。名前が渋谷だからという遊び。彼女は96年生れ。「渋谷で5時」が12インチシングルになった時に生まれている。しかも年齢差が40才ある。
彼はトニーベネットがレデイ・ガガとやったりしたデユエットアルバムが目標と言ってましたけど、あの時はトニーベネットが88才、レデイガガが28才。年齢差60才。そこまで行きませんけど、日本ではかなりの年齢差であることは間違いない。
年をとってからの血圧の上下差はそんなに多くない方がいいといいますけど、デユエットは大きければ大きいほど味が出る。彼は今年70才。そんな冗談が飛び出すのも楽しんで年を重ねている表れだと思いました。
そういうアルバムの軸がお姉さんの聖美さんとのデユエットを集めているということもありますね。DISC2が「King&Queen」。小学生の時に同じに段ベッドで寝ていた聖美さんとステレオの前で正座してソウルミュージックを聴いた。
レコードで聴いた曲を二人で歌うことで音楽の愉しみに目覚めた。まさに40周年、70才。そんなエピソードに説得力がありました。僕が驚いたのはオルケスタデラルスのノラさんと一緒に歌っていたことでした。
デラルスは海外で成功した唯一のラテンバンド。ビルボードのラテンチャートを11週一位だったことがある。国連の「デラルスの日」というのもありました。彼の音楽の守備範囲の広さを物語ってました。
で、一緒にやっていたのが「今夜は離さない」という曲。僕は知りませんでした。色々調べたら83年に橋幸男さんと安倍律子さんが歌っていた。橋さんが去年なくなったことへの追悼と話してました。単に周年の企画ものというアルバムじゃないです。
6月から始まるツアーは聖美さんも同行するんだそうです。彼女は決してツアー型のアーテイストではなかったですからね。彼女にとっても最初で最後の全国ツアー―
になるのではないでしょうか。
というわけで、二人のデユエットといえばこの曲「ロンリーチャップリン」。JUJUと一緒に歌ってるものも収録されてます。じゃ、お休みなさい。