土日と水戸でした。浜田さんのツアー「ON THE ROAD2025・Under The BLUE SKY」の最初の会場。初日でしたが、初日とは思えませんでした。二日間ともにこのツアーがどういう意味を持ったものなのかが全編に気遣われている。揺るぎない確かさ。素晴らしかったです。感心、納得、感嘆、心底楽しめました。
もちろん内容に関しては触れません。ご自分でお確かめくださいとしかいいようがありません。で、タイトルになったのはどういうことか。水戸ですよ。30年ぶりというのは自分のことです。浜田さんのツアー自体は19年ぶりと言ってました。僕は「ON THE ROAD90」を取材した時以来だったんです。
水戸は決して小さい街じゃないのにコンサートが行われることもそんなに多くない。群馬県の前橋や栃木県の宇都宮に比べてもすくないでしょう。かと言って偕楽園に梅をに行くとか東照宮を鑑賞しに行くタイプでもありません。水戸黄門を楽しみにしているというお年寄りにはなれそうもないです。となると縁がなくなります。
土曜日、大宮のNACK5で「J-POP TALKIN’」の完パケがありました。暴動クラブのインタビューのまとめ。終わるのが14時なんでそのまま行こうと。大宮ですからね。そのまま関東平野を横断すればいいんだろうと思ってたらそうじゃなかった。調べたらなんと、一旦東京に戻るのが一番早いんです。
え、そうなの、という感じ。東北新幹線で小山まで行ってそこから水戸線で友部に行って常磐線に乗り換える。30分以上時間がかかる。地図を見ればどう見ても近い。でも、遠いんです。上野に戻って常磐線の特急に乗ると次は水戸。途中どこにも止まらない。こんなに近いんだ、でした。
そういう交通政策なんでしょうね。35年前がどうだったかは全く覚えてない。ホールが新しくなったのはすぐにわかりましたけど。人の移動の多いところに優先的に便利にしてゆくとそうなるんでしょう。利用人員が少ないところは軽視されるばかりで便も少なくなってゆく。
そんなことも地方軽視、東京の一極集中に輪をかけるわけですが、というようなことに矛盾を感じてもどうなることでもないですが(笑)。元乗り鉄少年としては寂しい限り。地方の音楽ファンはそういう状況の中で音楽を楽しもうとされているんでしょうね。今度のツアーはそういう方たちへのお返しなんだということが実感できました。
地方の音楽ファンに支えられてきて今がある。今回の二度とないメニューもそう思わせてくれました。確かに、帯広に行って苫小牧に行って、というようなスケジュールはこの先、いつになるかわからないでしょうからね。もう少し若かったら同行取材の許可を願い出ていたでしょうけど、もう無理です。
浜田さんというアーテイストがどういう音楽人生を送ってきたのかが凝縮されている。素晴らしいツアーになることを確信しました。でも、見納めとは思いません。誰もそんなことは考えてないでしょうけど、そうなる人も少なくない。そういう人たちへの愛情にも溢れている。お見逃しなく。お楽しみに、という二日間でした。
というわけで、曲ですね。やはりこの曲。「ON THE ROAD」を。コンサート会場というのは、それぞれの人生という「ROAD」が出会う場所です。何よりも長いツアーの無事を祈りながら。じゃ、お休みなさい。