いつもタイトルが浮かんでから書きだすのですが、もう少し気の利いたタイトルはないかなと思いつつ。子供の作文みたいですよね。でも、これでいいのかなとも思ってそのまま書いてます。こういうタイトルで考えることの方が重要なのかなと。
そんなこともういいんじゃない、とか、ダサいよねと辞めてしまうよりもみんなが子供の作文みたいなタイトルで考えてみることの方に意味があるのかなと思ったりしてます。だからと言って大したことが書けるわけじゃないですけどね。
「戦後」という言葉がいつまで使えるのだろうと語られるようになったのは10年前。「戦後70年」の時だった気もします。こんなに世界中で紛争が絶えなくて、日本もいつ巻き込まれるか分からない。そういう方向に進みたがって風潮もある。
今は「戦後」ではなく「戦前」なんだ、という解釈ですね。あれから10年。ますますそういう傾向も強くなって現実に世界ではあの頃の起きていなかった戦争が二つも進行してます。「戦後90年」は来るのだろうか、と本気で思います。
80年。こんなに世の中が変わるのか。これまで土台となっていた価値観、規範、ものの考え方の土台が崩壊してる。土砂災害が生活を押し流すように揺らいでる。戦争はしてはいけない、という大命題が否定されてゆく。
人を殺してはいけない、戦争してはいけない、という一番当たり前だったことが当たり前じゃなくなってる。生活の中で人を殺せば殺人に問われるのに国と国の争いは殺傷能力だけが求められて、それを実行した人は英雄になる。
国というのは何でしょうか。軍隊は誰のためにあるのでしょうか。正義というのはそんなにご都合主義なものでしょうか。兵士は何のために命を捨てるのでしょうか。政治は一人の権力者の気分のためにあるのでしょうか。
10代の頃に思っていことがそのままもっと「答えなき疑問」になってる。僕らは大人になれたのでしょうか。人間は「国家」「宗教」「民族」の旗のもとに滅ぶのだろうなという諦めのような気分はどんどん強くなってます。
かと言って厭世的になったりはしてませんよ。楽しいことはありますし、残り時間を楽しく過ごせればなと。それが出来るのも音楽があるから。言わずもがな。音楽が好きで良かったなあと改めて思う「戦後80年」です。
というわけでとりとめもないですが。とりとめのあるようなテーマでもありませんし。曲ですね。「平和」を願う歌、沢山あります。そうか、今日、そういう歌ばかり流すみたいな番組はあったんでしょうか。
そういうピースコンサートがいつか実現するといいですね。8月15日に行われる世代を超えたピースコンサート。というわけで曲ですね。元ちとせさんの反戦歌アルバム「平和元年」から「死んだ男の残したものは」を。じゃ、お休みなさい。