さて、何の三題噺でしょうか。と言っても何の関連性もありません。この連休でやっていたことです。原稿を書いてました。イベントやライブもほとんど行きませんでしたから、集中していたと言えばそれなり、ということになるわけですが。
が、どっか味気ない。結局、ライブで行ったのは、八王子で行われたファンキー・モンキー・ベイビーズだけ。彼らの地元、八王子市内だけで4カ所という地元密着ツアーの最終日。何と言って生まれ故郷ですからね、盛り上がってました。
彼らの最新作の時はNACK5に来てくれましたし、八王子でやるのは見たいと前々から思ってたこともあってお誘いに二つ返事でした。八王子、近いですしね。連休のフェスはもう体力的に無理です。そこはもう諦めがつきました。
で、原稿ですよ。それぞれ媒体も違いますし、原稿の質も違います。でも、力は入りました。ミスチルは「miss you」ツアーについて、BEGINはデビュー35年という区切りについて。HEAT WAVEは、共同通信の「90年代ノート」です。
「90年代ノート」は折り返し、1995年に差し掛かってます。連休前に書いたのがtrfについて。1月1日に出たのが彼らのシングルで最も売れた「crazy gonna crazy」。史上最速の1000万枚突破したという年ですね。
で、HEAT WAVEは「1995」というアルバムについて。ソウルフラワーユニオンと共作した「満月の夕」が入ったアルバムです。1月17日に起きた阪神淡路大震災の避難所を一足先に慰問で回っていたのがソウルフラワー。
ソウルフラワーの中川敬さんに誘われて行動を共にするようになったのがHEAT WAVEの山口洋さん。「満月の夕」は二人が曲を書いて、それぞれが詞を書いて歌ったという競作曲。震災という非常事態を前にしたそれぞれの距離感が鮮明です。
HEAT WAVEの方は当事者になりきれずに見ている立場の哀しみや祈りのような曲で、ソウルフラワーは焚火の輪の中で一緒に踊っているような陽気さもある。震災が生んだ名曲の一つでしょう。1995年、地下鉄サリン事件もありました。
HEAT WAVEは好きなバンドだったんですが、メジャーを離れてからはご縁がなくなりました。そういう贖罪の気持ちも込めた原稿だったかもしれません。「1995」は8月に30周年盤がアナログで出ます。
連休、いかがでしたか。休める時に休まないと続かないという年齢です。僕は何とかやることだけはやりました。というわけで来週はNACK5とFM COCOLOの収録が重なってます。淡々と頑張ります。曲ですね。
HEAT WAVEの曲はミスチルの桜井さんと小林さんがやっているbank bandが二曲カバーしてます。「トウキョー・シテイ・ヒエラルキー」と「明日のために靴を磨こう」。やっぱり後者を。じゃ、お休みなさい。