FM NACK5「J-POP TALKIN’」のインタビュー。5月16日に4枚目のアルバム「曖昧BLUE」が発売になります。番組の登場は3年ぶり。初めてお会いしたのは5年前、「魔法の絨毯」が動画再生サイトで爆発的に見られていて総再生回数3億回となった時。今回は3回目の登場ですね。
5月16日というのは彼の30歳の誕生日。去年、二人目のお子さんが生れて2時の父になった、というようなことはこういうインタビューでは触れないことも多いんですが、彼の場合は違いますね。そもそもの「魔法の絨毯」だけじゃなく彼が書いているラブソングは全部、奥様のことが歌われている。
高校の二つ上の先輩。当時は彼女が髪の毛をレインボーカラーにしていて彼はピンクだったかな。音楽の道に進むと決めたものの思うような結果が出せない時にも支え続けたという最愛の人ですから、自分の音楽といわば私生活がモチーフ。彼女初め家族や友人が歌になってる。30歳で二児の父というバックボーンがある。
アルバム「曖昧BLUE」は2年ぶり。その後にカバーアルバムを出したりホールツアーも成功させたり、ドラマも出演したのかな。そういう経験が全部歌に表れている。自信と余裕が歌い方や声に溢れている。あんなに艶があってふわっとした包容力を持った声の若いシンガーソングライターは少ないです。
松本隆さんのトリビュートアルバム「風街に連れてって」で大滝詠一さんの「君は天然色」を歌った時にもいい声だなあ、と思いましたが、そのスケールが一段と大きくなった感じです。スモーキーなんだけどカラフル。自在なんだけど揺るがない。インタビューの声もそうでした。
声だけじゃないですね。話がうまい。歌の背景や内容。エピソードを的確に説明してくれる。人を惹きつける話術というのはステージで鍛えられたこともあるんでしょうが、天性のものでしょうね。そんな会話がお楽しみ頂けると思います。オンエアは5月21日と28日です。
雨、すごかったですね。渋谷も青山も横殴りでした。気温も低かったですし。連休後半。いきなり夏日になったりしないだろうな、とびくびくしながら天気予報を見てます。明日は原稿ですね。というわけで曲を。川崎鷹也さんの「曖昧BLUE」。殺し文句という言葉はありますけど、”殺しフェイク”という感じの歌です。じゃ、お休みなさい。