4月から3カ月連続のぶち抜き特集「フォーライフレコード50周年」。4月の後半は井上陽水さんの特集。フォーライフ時代の作品を辿ります。76年の「招待状のないショー」から2010年のアルバム「魔力」までですね。
と言っても二週間なので紹介できるのは16曲くらい。ですが、時代によって作風が変わってゆく様は辿れるのではないかと思ってます。もちろん本人が出演されるわけではなくて当時の制作担当の2名が登場。思い出の曲を選んでくださいます。
ただ、残念なのは、80年代前半の「あやしい夜をまって」「ライオンとペリカン」「バレリーナ」の三部作を始め、陽水さんが変わっていった時期のデイレクターだった金子章平さんがなくなってるんですね。
制作担当の平田さんと南さんはともに86年入社。当時のことは間接的な話になるわけですが、それでも貴重な話になることは間違いないです。70年代、80年代、2000年代と三つの時代でミリオンセラーを持つ巨人ならではの軌跡が伝わればと思ってます。
この間も書きましたけど、拓郎さんも陽水さんも離れて、しかも現役の活動から退いて沈黙されていることもあって語られなくなってる。ここ数年のシテイポップブームもあって妙な空白になってるようにも思えます。
メデイアにももはやあの時代を知っている人がいなくなってますからね。僕らの番組くらいしかやらないかな、という気分です。どんどん細分化されて色んな情報が溢れてゆく中で、僕らのやるべきことはそういうことかなと思ったり。
そう、先日もひとり、古くから知っている知人がなくなりました。FM TOKYOの名物プロデユーサー、延江浩さん。民間放送連盟賞などの常連。今も「村上RADIO」などを作ってます。作家やエッセイストとしても活動してます。
67歳。僕より10歳以上若い。彼がFM TOKYOに入社したころ番組で一緒になって「昔のラジオを教えてあげようか」みたいな冗談を言ってました。早いよなあ、という意味でかなりヘビーな気分になりました。
文化放送、FM TOKYO、NACK5、FM COCOLO、僕が関わってきた放送局の近しい人たちがほとんどなくなってしまいました。こういう取り残され方は想像もしてなかったです。というわけで、曲です。陽水さん、「5月の別れ」を。まだ4月ですけど。じゃ、お休みなさい。