行われたのは9日と10日。見に行ったのは10日ですからもう一週間以上経ったことになりますね。去年の11月に行われる予定だったものが達郎さんの喉の不調で延期になってました。観たライブは出来るだけ書くようにしますとか、言っておきながらそのままになってました。
ほんとに忘れていくんです。去年の年末にも玉置浩二さんのガーデンシアターとか槇原敬之さんの東京文化会館とか書かないままになってしまいましたし。先週の浜田さんのNHKホールとか、GLAYの横浜アリーナとか。折を見て順番に書いておこうと思います。
で、達郎さん。久々の大宮ソニック。妙な言い方ですけど、やっぱり良かったです。良くないわけがないのですが、それでも今まで見てきた達郎さんのコンサートとは印象が違いました。何て言うのかな、ライブの柱が違ったような気がしたんです。そう思わされたのがメドレーでした。
もちろん今までもメドレーは聴きどころだったでしょうけど、それが中核になってる感じだったんですね。色んな曲を一度に聴けるというお得感だけじゃない重みが濃厚に詰まってる、メドレーというよりミニ組曲。コンサート全体にそういう配慮がされてる。それがコンサートの中核になってるように思えました。
中でもやっぱり「蒼茫」を軸にしたメドレー。間に「THE WAR SONG」とか「You’ve Got a Friend」や「希望という名の光」を挟んで「蒼茫」に戻ってゆく。彼がどういう人生観の持ち主でどういう音楽を志しているのかが凝縮されている。それがほんとに心地よく流れてゆく。
その後にメドレーではない「さよなら夏の日」ですからね。あれも好きな曲なんです。思わず声が出そうになりました。人はどんな風に成長してゆくのか。少年から大人になるというのはどういうことなのか。最後の短いメドレーは「アトムの子」と「鉄腕アトム」でした。谷川俊太郎さん追悼ですね。
メンバーが登場した時、おやと思ったのがギターだったんです。ファンの方には事前情報で行きわたっていたんでしょうが、鳥山雄司さんだった。前回のツアーからそうなんですね。僕が前に見たのが2023年のサンプラであれは「2022年」のツアーだったんですね。知らなかったんです。
拓郎さんのツアーで武部さんと一緒の姿は何度も見てますけど、かなり違いましたね。ジャズヒュージョンのギタリストという彼の持ち味が生きてる気がしました。こういう人だったんだ、という感じ。全体のセッションのキーマンになってるように思えました。
達郎さんのように完成されたステージに加わることがどのくらいハードルの高いことなのか、僕らには想像もつきませんけど、その役割を十分に果たしてるように思えました。こんなにセッション感の強い達郎さんを初めて見たような気するくらい。まさに珠玉の職人芸セッションを楽しみました。
それにしても達郎さんも歌が圧巻でした。自分でも言ってましたけど、前より出てる。来年もツアーをやるような話をしてました。次も大宮で見ることが出来たらなと改めて思いました。大宮ソニックシテイ、いいホールです。新幹線が多く止まるせいで各地方の熱心なファンが集まって来る。
コンサートらしいコンサートが楽しめる会場。関東地方では一番好きなホールです。というわけで、達郎さんの「蒼茫」を。じゃ、お休みなさい。