FM COCOLO「J-POP LEGEND CAFE」の12月前半三週分、一度に録りました。ゲストは小室さん。一週目と二週目は11月27日、明日発売になるアルバム「lovesong」の全曲紹介。三種目は谷川俊太郎さんを偲んで小室さんが歌っている谷川さんの詩の曲を聴くという三週間です。
普段、二週分づつ録ってるんですが、それでもかなりしんどい。こう言っては何ですが、小室さんは僕よりも三つ上。デイレクターが二回に分けましょうかと打診したところ大丈夫、ゆっくりやりましょうという返事が戻ってきました。ほとんど休憩時間もなくまとめて収録しました。
明日発売のアルバム「lovesong」は、2017年のアルバム「プロテストソング2」以来7年ぶり。あのアルバムも全曲が谷川さんでした。今回のアルバム「lovesong」には谷川さんの詩のものはなくて、これまでに親交があったり関係の深い詩人や劇作家の言葉が歌われてます。
小室さんが、他のどんなアーテイストとも違うのは、現代詩の詩人の詩に曲をつけて歌ってきたことですね。「歌の言葉」という制約の中で書かれる「歌詞」とは違う自由で深く含蓄のある言葉の世界が「歌」になってます。タイトルは「lovesong」ですが、この年齢だからこその「love」が綴られてます。
「love」と「恋愛」と「愛」はイコールじゃないですからね。小室さん、先だって11月23日に81歳になったばかり。作った時は80才。親しい人や愛する人をなくしたことで知る「愛おしさ」みたいなもの。しみじみとしてずっしりとして温かい。「虚しさ」も「哀しさ」も「切なさ」も受け止めた強さもある。
どんな人たちの詩かというと、別役実さん、永六輔さん、松岡正剛さん、唐十郎さん、及川恒平さん、佐々木幹郎さん、和田夏十さん、黒田三郎さん、茨木のり子さん、ご自分で詞も曲も書いたものもあります。小室さんの歌もこれまでのどのアルバムとも違う覚悟のような緊張感があります。
自身のキャリアを集約したようでありなくなった人たちに向けた鎮魂歌のようでもある。全曲を解説して頂いてます。三週目もですね。全曲が谷川さんの詩だった4枚のアルバムから彼が選んだ曲。公の場で谷川さんのことを語るのは初めてだそうです。そうだろうな、と思いつつぶしつけな質問もぶつけてしまいました。
でも、先週と今週は思ってもなかった密度の週になってしまいました。土曜日はNACK5の「GLIM SPANKY」の完パケと六本木EXシアターでのCHABOさんの55周年ライブ、日曜日は下北沢「3313アナログ天国」で行われたレーザーターンテーブルを使った聴き語りイベントの司会と立て続けでした。
レーザーターンテーブルを使った聴き語りイベント。元東芝EMIプロデユーサー、ファンハウスの社長、新田和長さんとベルウッド設立プロデユーサー、三浦光紀さん。二人が選んだ15曲について語るイベント。まるでレコーデイングスタジオで聴いているようでした。という綱渡り。何とか乗り切りました。
お天気について行くのがやっとですし、息も絶え絶え(笑)。でも、小室さん、お元気でしたからね。励みにしようと思います。ということで、曲です。小室さん、新曲です。「けれど 別れには」。別れを経験した「残された人」の歌です。じゃ、お休みなさい。