FM COCOLO「J-POP LEGEND CAFE」、11月は秋の話題作のご紹介。毎週一作ずつ取り上げてます。一週目がREBBECAの新作。二週目が竹内まりやさんの新作、順番としてはフライングしてしまいましたが四週目が拓郎さんの新作ですね。
で、三週目がTHE TIMERES。89年に突如として出現した4人組覆面バンド。アルバムは2枚を残して姿を消しました。「35周年祝賀記念品」という3枚組のアルバムが明日出ます。ゲストは当時東芝EMIの宣伝担当、高橋ROCK ME BABY康宏さん。
当時はメンバーの名前も仮名でしたけど、ボーカルとギターのゼリーが清志郎さんなのはもはや周知のこと。88年にRCサクセションの「COVERES」が発売中止になった翌年。「COVERES」は洋楽のカバーでしたけどTIMERESは日本語のオリジナルでした。
総理大臣に代表される政治家や世の中の流れ、選挙や戦争、原子力や物価高、何だこれはと思われる身の回りの出来事を片っ端から歌にしてゆく。痛快この上ないプロテストロック。電気が使えなくなった時の為にという生楽器のロックンロール。
3枚組のアルバムですから曲数は全37曲。その中から高橋さんが選んだ9曲を中心にTHE TIMERESとは何だったのか、今なぜ語られるべきなのかを話していきます。多分、今までラジオでかかったことのない曲も流れます。
もし、他の放送局だったら流せないだろうな、という曲もあります。幸い、FM COCOLOはCDになっている音源であればそういう縛りはないというありがたいというか、放送局はこうあるべきだという姿勢ですからね。
タイマーズの基本は「自由とユーモア」だったと思うんです。それが清志郎さん本質でもあったでしょうし。世の中に「歌ってはいけないこと」があってはいけない。それを誰かの力で抑えることはすべきではない。
仮に政治的なテーマであってもそういう精神は失わない。かなり際どいですけど節度はある。トピカルなんだけど、今聴いてもリアルに聞こえる。35年経っても世の中は変わってないしむしろ悪くなってるよね、と思える。
多分、今だったら「ヤバイんじゃないの」という自己規制で流せない、流してはいいけないんじゃない、という人もいたりするでしょう。どんな反応があるのかな、と思ったりしながら収録しました。
明日は、FM NACK5「J-POP TALKIN’」のインタビュー、ゲストはメジャーデビュー10周年のGLIM SPANKYです。というわけで曲です。THE TIMERESの「総理大臣」。今聴くとほんとリアルです。じゃ、お休みなさい。