今日と昨日ですね。THE ALFEEの50周年の記念イベント「50年目の夏祭り」。僕は昨日、見せて頂きました。大宮のNACK5で「J-POP TALKIN’」のCHAGEさんのインタビューの完パケを終えてそのまま湘南新宿Rラインで横浜に直行しました。
時間はちょうど1時間。大宮駅特製弁当を食べながらのちょっとした旅行気分。でも暑かったです。36か37度はあったでしょうね。横浜Kアリーナは新高島からも横浜東口からも10分弱で歩けるのですが、無理は禁物。タクシーにしました。
ライブ、熱が入ってました。あそこは2万人は入りますからね。坂崎さんが50周年で初めての会場でこんなに沢山のお客さんの前でやれる。3人とも気合が入ってますと言ってましたけど、その言葉通りでした。
中でも感動的だったのが高見沢さんですね。曲ごとにギターを変えながら「弾く」「歌う」「踊る」の三拍子。しかも声も今ままで聴いた中で一番出ている感じでした。ギターをかかえてジャンプしたりステップしながらのシャウトですからね。
それだけじゃない。天井からワイヤーでつるされて空中を上下しながら歌ってました。アイドル顔負け。小林幸子さんとか氷川きよしさんとか、ド派手なライブで知られる人はいますけど、あそこまでやった70歳はいないでしょうね。
だって、ソロアーテイストは大体、歌うことがメインですからね。彼の場合はそこに「創る」という要素もある。シンガーソングライター&ギタリスト&エンターテイナー。それだけじゃないですよ。コントの台本も書いてる(笑)。
昨日は「メリーアン」の盆踊りもありました。ロックとエンターテインメントの融合。でも、ラジカルな曲が多かったです。今の時代を真正面から歌った曲、その中で音楽の果たす役割、そして、バンドとお客さんの絆を歌った曲も多かった。
お祝いでありながらそれだけじゃない。「幻夜祭」「ジェネレーションダイナマイト」「Heart of Justice」の3曲はすごかったです。「Heart of Justice」には「黒い雨」も出てきますからね、「壊れ始めた地球儀、誰が止めるのか」ですよ。
その後に「Musician」が締めくくる。なぜ、今、叫ぶのか。もちろん楽しいバンドではありますけど、そこのブレがない。その後に「Musician」で本編を締めくくる。それでいてアンコールは「盆踊り」(笑)。シリアスだけど一人よがりにならない。
こんなライブが出来るバンドは他にいないと心底思いました。で、高見沢さんが言ったんです。「普通の老人にはなりません」。ユーモラスだけど実感がこもってる。拍手でしたよ。まあ、今からなろうとしても無理かもしれませんけど(笑)。
それにしても桜井さん69歳、坂崎さん、高見沢さん70歳。どんな70代になってゆくんでしょうね。いいライブでした。というわけで、曲ですね。アンコールで歌われた「LONG WAY TO FREEDOM」を。岡林信康かTHE ALFEEか。まだ道は遠いでしょうけど。じゃ、お休みなさい。