終わりました。面白かったです。予定時間より長くなってしまいました。一日3本のプログラムがあって僕は一本目と二本目。三本目の「ビートルズ」の回の始まりを遅らせてしまいました。失礼しました。
一本目の「日本のフォークロック名曲選」の時は時計を見ながら進行していたのですが、「スプリングステイーンと浜田省吾」の方は熱が入って一回も時計を見ずに進んでしまって、ソニーの喜久野さんに「時間大丈夫」と気を使わせてしまいました。
そういう気分にさせる音だったんです。一回目は東芝EMIの名プロデユーサー、後のファンハウスの社長、新田和長さんとオフコースやチューリップ、ミカバンド。ユーミンなどのアルバムを手掛けたこれも伝説のエンジニア、蜂屋量夫さんがゲストでした。
当事者中の当事者が二人いるわけですから僕は話の進行に徹すれば良かったんですが、二本目はスプリングステイーンに対抗する日本のロック代表、みたいな感じになってましたからね。先に「お題」となるスプリングステイーンの曲も流れました。
それに対してなぜこの曲を選んだかを語ってゆく。これが面白かったんです。だって、二人の曲を交互に聴くことなんてありませんからね。嫌でも比較になる。「さあどうだ」みたいな気になる。しかも音のと臨場感がすごかったんです。
レーザーターンテーブルの威力でしょう。後ろで生で演奏してるんじゃないかと思わせるリアルさ。何度も振り返ってしまいました。二人が対バンしてるような熱量だった。新田さんも蜂屋さんもスタジオで聴いてるみたいだと言われてましたからね。
この間表紙をアップした3冊の本も持っていったんです。何か所か読み上げたりもしました。こういうことを書きたかったんだろうなと自分で再認識したりもしました。そういう意味では貴重な時間になりました。
そういう共通性があって浜田さんの独自性も出ている曲を選びましたからね。なぜ「浜田省吾」に惹かれたかも「音」で実感もしました。4時間以上話したわけですからね。アドレナリンが出てたのかもしれません、って君はアスリートか(笑)。
気が付いたらオリンピックも終了。でも、暑さは終わってくれません。めげずに頑張りましょう。というわけで「暑さのせいさ」。浜田さん「八月の歌」を。「BORN IN THE USA」にぶつけたんです。我ながらいい「競演」だったと思います。じゃ、お休みなさい。