いうまでもなく、みゆきさんの音楽監督、瀬尾一三さんですね。5月31日に終わったみゆきさんのツアー「歌会・VOL1」についてのインタビュー。シンコーミュージックの雑誌「B・PASS/ALL AREA」でツアーの原稿を書くためのものです。
瀬尾さんのインタビューは約半年ぶり。前は1月にFM COCOLO「J-POP LEGEND CAFE」で「singles」を特集した時。年末ぎりぎりに行われました。その後、1月から始まったツアーが無事に終わりました。
本数的にはそんなに多くなかったですけど、瀬尾さんはステージに出ずっぱりで指揮をしてましたからね。一回、2時間半、リハーサルを入れると4時間にはなるでしょう。両腕を駆使しての体力勝負でした。大変だったんじゃないでしょうか。
お聞きしたいことは色々ありますね。もちろんステージに立って思ったこととか、終わってみて思うこととか。今回の選曲と流れとか。それぞれの曲で意図したこととか。今後の「歌会」のこととかね。瀬尾さんの体調もあります。
一年下の同世代。年々、そういう年齢の人がいなくなってゆく中で、親近感は増すばかり。残された時間をどう使うか、というの問題が目の前にある。彼はみゆきさんと音楽人生を全うするんでしょうけど、その心境みたいなものとかね。
僕はそういう明確なものがないですからね。ただ音楽が好きということだけでどこまでやれるのか、やれないのか、と言ってもやれなくなったらやめればいいわけで、そんな大げさなことではない、簡単なことではありますけど(笑)。
みゆきさんのコンサートの本編最後の曲が「心音」。”未来へ未来へ 君だけで行け~!”とシャウトする終わり方が色んな受け止め方が出来るんじゃないか、と思ったんですね。どの曲にもそういう伏線があるようなコンサートでした。
この間、Adoのところでも書きましたけど、時代は変わりました。何でしょうね、この孤立感みたいなものは。そういう現実の中で音楽を続けてゆくことのかけがえのなさ、みたいなものが聞ければなと思ってます。
というわけで、曲ですね。みゆきさんの「歌うことが許されなければ」を。じゃ、お休みなさい。