昨日のトークイベントですね。話が次から次へと広がって行って気が付いたら何と2時間半。司会をして頂いたロフトの椎名編集長のそろそろという言葉がなかったらまだ続いたんではないかというテンションの高さでした。
色んな話をしましたね。あんまり話が多岐にわたったんで、どんな話をしたかが思い出せない(笑)。ともかく今まで話したことがないと思えることばっかり。まさに「バトル」という感じでしたが、どんな風に聞かれたんでしょうね。
もちろん70年代と80年代の違いとか、その頃に出会ったアーテイストとか、時代を象徴する人たちは登場するんですけど、平野さんはみんなが売れてない頃に出演させているわけでエピソードがリアルで生々しい。
僕はそういう人たちがメジャーになってからインタビューしたりしているわけで当然感じ方も接し方も違う。同じテーマを語ることで図らずも70年代と80年代の違いが見えてきたり。経営者とジャーナリストという基本的な違いも明確になったり。
そういうそれぞれの立場にとっての音楽とか。そうなるまでの経緯とか。何と言ってもそういう流れの中で出てきた学生運動の話でしょうね。逮捕されたとかデモで捕まりそうになったとか。あんな話はこの50年来話したことがなかったと思います。
驚かれた方もいらっしゃたと思いますが、そういう時代の青春だった。その後整理されたこともあるし、そのまま消し去ろうとしたこともあるし。色んな蓋が開いた気がしました。話が止まらなかったのも当然かもしれません。
相手が平野さんだったから出来たと言っていいでしょうね。同じ大学で同じように闘争に参加していた。それに幻滅するところから歩き出して今がある。立場も全く違いますけどそこに音楽があった。それだけで気を許せる。
先輩後輩という上下関係は得意な方じゃありませんし、愛校心みたいなものもある方じゃないですけど、先輩だからと甘える気分もありました。何だかすっきりした感じもありますよ。帰った時はぐったりでしたけど(笑)。
ぐったりなんだけど、神経が経ってしまって眠れない。久々に薬のお世話になりました。今日も身体が重いのなんの。岡村和義さんのZepp Divercityに行ってきました。その話はまたの機会。そうだ、お客さん、思ったより来て頂けました。
見た目は席が埋まっている印象でした。出演者よりお客さんの方が少ないという事態は避けられました。ご来場いただいた方に心からお礼申し上げます。今日、You Tubeの「Democracy Times」の収録、プロモーションは一段落。来週は原稿です。
というわけで曲です。友部正人さんの「乾杯」を。平野さんと僕の共通の原風景みたいなものがあると思います。じゃ、お休みなさい。