FM COCOLO「J-POP LEGEND CAFE」の5月の後半二週の特集。昨日、そのうちの一週目を昨日、収録しました。ゲストは作詞家、エッセイスト、作家の松山猛さん。加藤さんの曲には欠かせない存在でした。
そもそものフォークルの「帰ってきたヨッパライ」も彼の自宅で誕生した曲ですし、朝鮮半島の南北分断の象徴となった「イムジン河」は彼がサッカーの試合を申し込みに京都の朝鮮中高学校に行った時に聞いたもの。生みの親です。
加藤さんの特集は、これまでも何度かやってます。今回は5月31日にドキュメンタリー映画「トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代」が公開されるからですね。先日マスコミ用の最終試写会も盛況のうちに終わりました。
67年のザ・フォーククルセダーズを皮切りに、ソロ活動、何度となく再結成されたサデイステイックミカバンド、アメリカやイギリスの新しい音楽を取り入れ誰も使ってなかった楽器やレコーデイングのスタイルを試み最先端を生きてきたアーテイスト。
日本のポップミュージックのアンテナのような存在。音楽だけじゃなく映画や文学、ファッション、料理と視野も造詣も深く広い。最後は自ら命を絶つという衝撃的な幕切れを自分で用意した人。存在そのものがこだわりの具現化だった人。
実は、どうやって映画にするんだろ、と思ったんです。そこに意外性はなかったですね。やっぱりこういう作り方でしょうね、というか他に作りようがないというか。一番真正面から捕えようとした感じでした。
松山さんも当然、出演されているわけですが、彼も人脈の広さに改めて気づかされたという話をしてました。彼はその時代によって活動のスタイルがかなり変わりますからね。それを丹念に追ってその時に関わって人に話を聞いている。
インタビュー・ドキュメンタリーという感じでしたね。感傷や推測を挟まないで何があったか、その人とはどういう関りだったかの証言で綴っている。作為的にドラマを伝えるという作り方ではなかったです。
キャッチフレーズが「そろそろ、加藤和彦のことを語ろうか」。今まで話してこなかった人が話してこなかったことを話している。どんな人たちが登場しているか。きたやまおさむさん、松山猛さん、朝妻一郎さん、新田和長さん、つのだ☆ひろさん。
小原礼さん、今井裕さん、高中正義さん、クリストーマスさん、泉谷しげるさん、坂崎幸之助さん、重見博さん、コシノジュンコさん、高野寛さん、高田漣さん、坂本美雨さん、石川紅奈さん、他に料理家の人たちも登場してました。
かなり以前から作っていたんでしょうね。 プロデユサーとかミュージシャンの中には坂本龍一さんや高橋幸宏さん、吉田拓郎さんや松任谷正隆さんの話も入ってました。加藤さんがなくなった後に番組とかで話されていた時の物でしょう。
若い音楽ファンでも名前くらいは知っているというメジャーな人たちがこれだけ登場すること自体が異例です。この映画を入り口に色んなことを知ってもらえる恰好の材料じゃないでしょうか。監督は相原裕美さんです。
というわけで加藤さんの曲、北山おさむさんと一緒に歌った「あの素晴らしい愛をもう一度」が新録されてます。オリジナルの加藤さんの歌と一緒に歌っているのは北山さん、坂崎さん、坂本美雨さん、石川紅奈さん。その曲を。じゃ、お休みなさい。