どんな夜になるのでしょう、というほど大事件にはなりませんでした。もうそんな年じゃないんですよね。久々に会ったからと言って、朝まで大騒ぎというのは若い頃のことで、和気あいあいと話に花が咲く、という、一つ間違えば、老人ホームじゃないか、という雰囲気。でもないか。やっぱりビールは飲みましたけど。それもほどほど。きっと、「つま恋」もこういうムードなのかなと思いました。「朝までやるぜ!」が無理なのは、ステージだけじゃなくて客席でしょう(笑い)。
カラオケタイムが終了していて、ほっと一息でした。「お前、音楽評論家なんだってな、何か歌えよ」という空気が苦手です。歌うのは好きなんですけどね。でも、業界以外の同世代の人間と逢う機会もあんまりないんで、面白かったですね。早期退職したものの、割り増しの退職金を使ってしまってタクシーの運転手をやったる奴がいたり、山梨の方に畑を買って、週末は農業をやってる奴がいたり、社長もいれば旦那さんをなくした女性もいる。人生模様というんでしょうか。
団塊の今後、という、「クローズアップ現代」のテーマそのままという感じでした。確かに、この後、日本は変わりますよ。
ということで、今から原稿。毎日新聞の連載を書きます。