無事に終わりました。最近、「無事に」という言葉が多く出てきてしまうのはそれだけ心配事が増えているせいでもあるんでしょうね。自分の体力とか持久力とか処理能力が衰えているからこともありますし、思いがけないことも頻繁に起きてます。
台湾で起きた地震もその一つかもしれません。実際にMISIAさんは中止にせざるを得なかったわけですし。いつ余震が来るか分からない中でいつそうなってもおかしくないコンサートでした。実際開演が20分くらい遅れましたからね。
後で聞いたら電源が不安定で直前になって予想外のことがいくつも起きてしまったそうですけど、コンサートのトラブルで一番多いのが電源関係。地震が会場の電源に影響を与えなかったとは言えないでしょう。
しかも海外の初ライブ、全員が「無事に終わった」と胸をなでおろしたというのが実際のところでしょう。初日なので内容にはもちちん触れませんけど、感動的でした。歌も演奏も客席の反応もすごかった。最後は涙が止まらなかったです。
事前にこの二日間の公演の売り上げが地震に対しての支援金として寄付されることが発表されたせいもあるんでしょうが、客席との一体感は海外とは思えなかった。日本のコンサートとは違う曲だ大合唱が起きたりする。
それも「みんなで歌う」という整然とした感じが全くない。それぞれが「私の歌」と言ってるような歓喜に満ちた「歓びの大合唱」。そういう反応が起きるとは思ってなかったんでしょうね。メンバーも「え、こういう反応なんだ」でしたね。
だって、ドームの後ですよ、初の五大ドームが終わったばかり。会場は5千人くらいの規模。東京だと国際フォーラムクラスの大会場なんですけど、アリーナはスタンデイングですからね。音響や設備環境が雲泥の差なのは明白でした。
不安はいくつもあったでしょう。その中での客席の反応への驚きがバネになったかのような嬉しさや興奮が時々中国語の混じったMCや楽器を抱え上げたり全身を使ったりというアクションなどにもそのままあふれ出てました。
何て言うのかな、これがKing Gnuというバンドなんだという生々しいくらいの素の姿。赤裸々でむき出しでそれでいて気品と芸術性がある。色んなことを再認識させてもらった感じでした。これが海外経験ということなんでしょうね。
見終わってから気づいたんですが、初めて台湾でコンサートを見たのがCHAGE&ASKAのアジアツアーの初日だったんです。あの時も台湾の人たちが「SAY YES」を日本語で大合唱するのに泣いたんですが、ちょうど30年前でした。
これだけの演奏力のロックバンドの日本語の曲で大合唱が起きる。時代が変わったと思いました。泊まったホテルの近くのショッピングモールにTSUTAYAがあって、そこのSHARE LOUNGEで書いてます。空港に行く集合時間です。
というわけで、素晴らしいロックコンサートでした。この先のツアーの成功を祈ります。曲はやっぱりこれでしょう。「飛行艇」。アジアの人たちの「命」を揺らすことを。台湾、素敵なところです。じゃ、帰ってからね。