FM NACK5「J-POP TALKIN’」のインタビュー。27日に新作アルバム「Snazzy」が出ます。そうか、明日発売だ。発売日のインタビューですね。去年、オリジナル「SOUL NAVIGATION」が出たばかり。精力的です。
来年がシャネルズから45周年。年齢的にももうすぐ70歳。でも、創作意欲が衰えてないということなんでしょうね。去年見たツアーのステージでも「古希ソウルめざして」と言ってましたからね。アルバムもそういう”攻め”の一枚になってます。
「還暦」の時もそうでしたね。あの時も「還暦」前の3年間を「ステップ・1.2.3」と呼んで活動してました。前作の「SOUL NAVIGATION」もその一歩だったんでしょう。目指せ古希ソウル。前作よりもずっしりとした手ごたえのある曲が多いです。
これも去年のステージで言ってましたけど「ブルース」が一つのテーマになってる。身体が動き出すようなファンキーな曲が前作だとしたら、今回はじっくりと迫ってくるという感じ。でも、もちろんファンキーはあります。
自分で詞曲を書いてる曲が3曲ある。これも前作と同じですね。他の作家にはBzの松本孝弘さんとか大ベテランのつのだ☆ヒロさん、もうおなじみになった水野良樹さん、石崎ひゅーいさん、まだメジャーデビューしてないバンドもいる。
マーチンさんはアマチャアの頃、ドラムを叩いて歌っていた。その時のヒーローがつのださんだった。松本孝弘さんが書いた曲には「Ultra Snazzy Blues」というタイトルがついている。「Ultra Soul」のブルース版という感じです。
水野良樹さんが書いた「Beautiful」という曲とマーチンさんが詞曲の「Dreams Come True」というバラードが良かったです。水野さんが書くのは曲目になるのかな。初のバラード。彼の方から「バラードを書かせてください」と頼んだそうです。
そういうことを言うタイプに見えませんけど意を決したんでしょうね。じっくりと練り上げた壮大なバラード。「Dreams Come True」は対照的に言葉も曲も凝ってないけど思いがこもっている。ともに彼じゃないと歌いこなせないでしょう。
アルバムは9曲入り。オリジナルが8曲で、もう一曲は72年のソウルの名曲、「Me and Mrs.Jones」のカバー。渾身の、という表現がぴったり。曲数はそんなに多くないですけど、これで十分という重量感のあるアルバムです。
マーチンさんはトークの達人なんですよ。無口なイメージもありますけど、そうじゃない。理路整然、色んなエピソードを交えながらの話にはいつも引き込まれます。アルバムにちなんだ様々な「縁」という「ストーリー」が聞けそうです。
僕の方は「80年代音楽ノート」が今日発売になりました。届いた方もいらっしゃるようです。宜しくお願いします。マーチンさんも何度か登場してます。というわけで明日発売のアルバム「Snazzy」から「Beautiful」を。じゃ、お休みなさい。