面白かったですねえ。今年、20周年を迎えるJUJUがその景気づけもかねて行った初の東京ドームコンサート、なんですが、やっているのは「JUJU」じゃなくてJUJUもよくくるというスナック「JUJU」のママという設定です。
コンサートの正式なタイトルは「ジュジュ苑スーパーライブ・スナックJUJU 東京ドーム店」。サブタイトルはもっと長くて「ママがJUJU20周年を盛大にお祝い!!一夜限りの大人の歌謡祭」。盛り上がってました。ママさん渾身の大熱演でした。
「JUJU苑」というのは2008年から彼女がやってるカバーコンサート。その中の一つとして2016年に代々木国立第一競技場で「スナックJUJU」一号店が開店。本体のJUJUではやれないような身軽さと遊び心で回を重ねるごとに人気度が沸騰。
去年はついに47全都道府県に「開店」。その締めくくりとなったのが「史上最大のスナック・東京ドーム店開店」でした。ステージでは「水道橋店」と言ってました(笑)。チケットはすぐに売り切れ。それも高い席から売れていったそうです。
だって、アリーナの最前ブロックは白いクロスがかかったテーブル席ですからね。巨大なデイナーショーという感じもありました。でも、スナックですからね、そういう気取ったところは皆無。3時間20分、壮大で盛大、圧巻の歌いっぷりでした。
設定が「歌好きなスナックのママさん」。アルコールOKのお客さんのあしらいも堂に入ったもので和気あいあい。ゲストに鈴木雅之さん、NOKKOさん、小田和正さんも登場。彼らにも「ママさん」としての会話。サービス精神が徹底してました。
選曲も「スナックメニュー」ですから明菜やアンルイス、梓みちよ、工藤静香にちあきなおみなどカラオケの定番曲。ユーミンのカバーは人気コーナー。子供の頃から歌っていたりいつか歌いたいと思っていたような曲ばかり。
お客さんと一緒に歌うのも「スナック」ならでは。ゲストの人たちとも一緒に「ロンリーチャップリン」や「Maybe Tommorow」「ラブストーリーは突然に」をデユエットする。「夢のスナック」そのものでしょう。
照明も特効もド派手で効果的。テレビじゃ味わえないスケールはまさに東京ドーム。センターステージもありました。アンコールは「ママさん」じゃなくて「JUJU」が「お礼」もかねて登場、自分の曲を歌いましたけど本編はオリジナル曲なしです。
東京ドームでのカバーのコンサートは初めてでしょう。徹底した遊び心と音楽の質に対してのプロ根性に貫かれた大熱演。オリジナルに対しての真摯な敬意も溢れている。ともすれば安易になりがちな「カバー」の概念を覆してました。
でも、これは「前祝い」ということですからね。「20周年イヤー」はここから始まる。次に何が待っているのか。ジャズもオリジナルも待ってるんでしょう。前例なき女性シンガーを強烈に印象付けました。
というわけで、曲です。NOKKOさんと歌った「Maybe Tomorrow」を。じゃ、お休みなさい。