シンコーミュージックの雑誌「ALL AREA」の原稿ですね。今年の5月から8月まで行われたアリーナツアーのレポート、何とか入稿しました。文字数は約2万字。雑誌の原稿としてはかなり長いです。
「ALL AREA」では浜田さん、みゆきさんで同じくらいの文字数のライブレポートは書いてきましたけど、小田さんは初めて。色々書きたいことが出て来てうまくまとまったかなという疑心暗鬼な感じもあります。
これはどんなアーテイストであれライブについて書く時には同じ問題があります。どういうことかというと、ステージ上のことはどうやっても映像には太刀打ちできません。何があったかとかどんな表情をしていたかは映像を見れば済んでしまう。
「読む」という形でどう伝えるか。そこで何を感じたのか。どこが感動的だったのか。それが書ければ映像とは違うものになる。さあ、そうなったかはご覧になって判断して頂くしかありません。発売は11月の終わり頃じゃないでしょうか。
それも知らないで書いてる(笑)。発売日よりも締め切りですからね。締め切りだけは頭に入ってます。ちゃんと守りました(笑)。若い頃はそうじゃなかったですね。締め切りは伸ばすためにある、みたいに意気がってた時期もありました。
そんなこと言っていながらよくここまでやらせて貰えたなあ、と若干冷や汗も出る感じですが。まあ、雑誌も沢山ありましたし、ここが駄目ならあっちがあるさ、みたいにも思ってたんでしょう。そんなこと言える時代じゃなくなりました。
音楽雑誌、壊滅ですからね。残ってる雑誌も「読む原稿」に重きを置いてるものは殆どないと言っていいでしょう。インタビューだけあればいい。そこでの発言が正解になってしまうことの味気無さがあるわけですけど。
もちろん、僕が知らないだけで、そうじゃない媒体や書き手もいるでしょうね。もっとそういう機運が出てくれるといいなあと。小田さんに関しても追分日出子さんというノンフィクション作家の書き下ろし本が出ますね。
僕も取材は受けましたけど、膨大な取材をされてました。何と632頁かな。どんな本なんでしょうね。たった2万字では到底太刀打ちできないことは間違いありません(笑)。というわけで、ご報告でした。
ハマスがイスラエルを攻撃してから一か月。怖ろしい事態になってます。ガザの死者の1万人の7割は子供と女性。これが犯罪でなくて何でしょうか。曲ですね。小田さんで「生まれくる子供たちのために」。じゃ、お休みなさい。