FM COCOLO「J-POP LEGEND CAFE」の9月の特集は「高橋研と小山卓治」。79年デビューの研さんと83年デビューの小山さん。1956年生まれと1957年生れ。ほぼ同世代のシンガーソングライターですね。
二人ともメジャーでデビュー、今はインデイーズ、自分のレーベルで活動してます。メデイアにもほとんど出ないで地道なライブを続けている。作風もデイランやニールヤングに影響されてきた。共通点も多いですし親交もあります。
研さんはプロデユサーとしての実績は多いですし、中村あゆみさん関係で接点も多かったですが、シンガーソングライターとしてのちゃんとしたインタビューをした記憶がない。8月に6年ぶりのアルバム「Free Bird」が出ました。
小山さんは、8月に二作目のベストアルバム「Well2」が出て9月にはオリジナルアルバムもある。研さんの「Free Bird」の中には小山さんが書いた曲が2曲ありました。もちろん作詞は研さん。いい機会だなと9月を二人の特集にしました。
明日は研さんの収録。一週目はアルバム「Free Bird」の紹介、二週目は彼がプロデユースしたり詞を書いたアーテイストの曲について聞いてみようと思います。小山さんの収録はまだ先ですけど、ベスト盤と新作のオリジナルという二週ですね。
何せインデイーズ、手作りの活動ですからね。ライブをしながらCDを会場で売るという吟遊詩人のような活動。プロモーションのスタッフいないし経済力もありません。僕らの番組だけじゃなくほとんどのメデイアが売れてる人にしか目がいかない。
こういう機会にシンガーソングライターらしい二人をもっと知ってほしいという気持ちが強いです。「J-POP LEGEND FORUM」を「LEGEND CAFE」にタイトルを変えたのも、そういう人たちを取り上げたいということでした。
研さんと自分のラジオ番組でインタビューするのは初めてでしょう。接点の多かった頃は僕は活字ばっかりでしたからね。あ、93年ごろかな加藤いづみさんの「オールナイトニッポン」に研さんと3人で話すコーナーがあって、それ以来か。
8月に研さんが詩曲を書いた加藤いづみさんの「好きになって、よかった」の新録音が入った研さんプロデユースの彼女のアルバム「SWEET LOVE SONGS」の30周年盤も出ました。二週目はその紹介も兼ねますね。
この年になってこうやって会えるのがどこか嬉しい。そんな収録です。研さんは岩手県の盛岡出身。2017年に出た前作のアルバム「BIG END」に「帰れない町」という曲がありました。何で帰れなくなったか、原発のある町だから、です。
24日から汚染処理水の海洋投棄が始まりました。やりきれないのはトリチウムの濃度が安全かどうかの議論より30年以上も海に垂れ流しすることに罪悪感を感じない、脱炭素を隠れ蓑に原発に頼り続けることじゃないでしょうか。じゃ、お休みなさい。