昨日でした。FM NACK5の開局35周年の記念ライブ。面白かったですねえ。NACK5で番組を持っている坂崎幸之助さん、鈴木雅之さん、根本要さんの3組のジョイント。5年前に開局30周年で行われたものの続編でした。
サブタイトルがついてるんです「The 3DOG NIGHT」。アメリカのロックグループ、スリードッグナイトをもじったものですね。年齢はそれぞれ1954年、1956年、1957年生れ。少しずつ年が違う三兄弟のような存在。
音楽の体験が共通している。プロになってからの音楽やイメージはやや違う同世代、同時代の洗礼を受けている。ブラックミュージックの伝道師のような鈴木雅之さんが実はその前にフォーク少年だった時代があるというのがその最たる例でしょう。
5年前は3人で「ガロをやろう」というところから始まった。今回も3人でガロの「美しすぎて」「一人で行くさ」をやってました。歌うだけじゃなくてそれぞれの体験や思い出を話して、そこに他の2人から突込みが入る
さしずめ歌う漫才トリオ(笑)。同じ放送局で人気番組を持っている3人ならではの息の合った抱腹絶倒トーク。その後にお互いの代表曲を歌う。しかも根本さんのスタレビはバックを務める。「夜のヒットスタレビ」という名言も飛び出しました。
あれ、シリーズ企画になるかもしれませんね(笑)。で、今回はNACK5でやっているビートルズコンサートの常連、杉真理さんが加わって「4DOG NIGHT」になった。彼は坂崎さんと同じ年の早生まれ。4人の中の最年長(笑)。
4人に共通しているのが大滝詠一さん。杉さんの「ウイスキーが、お好きでしょ」と大滝さんと佐野さん、杉さんで作ったアルバム「ナイアガラ・トライアングル・Vol2」の中の「A面で恋をして」を4人でやったり。
客席もnack5のリスナーが中心ですから普通のコンサートよりも一体感が強い。アットホームな盛り上がりには4人も本当に嬉しそうでした。今年の春に新装開館した大宮ソニックならではの音の良さも心地よかったです。
終わってからの楽屋挨拶でもみんなで音楽の話が始まると延々と続いてしまう。見ていて微笑ましかったです。次の40周年でもやろう、という話になってましたよ。僕もそこまで何とか現役でいたいと思いました(笑)。
というわけで曲ですね。客席も一緒になった大合唱。アンコール最後の曲、ラッツ&スターの「夢で逢えたら」を。じゃ、お休みなさい。